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東急電鉄

東急沿線 ココ、知ってる? 日々進化を続ける東急沿線の街。いろんな駅のいろんな場所で、新しいスポットや話題のスポットが増え続けています。あなたはこんなスポット知っていますか?

夢が膨らむ大正ロマンの面影残る一軒家

アンティークな木枠の窓から光が降り注ぐ室内。本棚にある本を手にとって物語に没頭したり、手紙を書いたり、おしゃべりしたりと過ごし方はそれぞれ。
いつもは静かな空間が、お祭りのように賑わう「一箱古本市」。
おえかきワークショップ「高山堂」。ユニークな石の作品は、ペーパーウエイトや窓辺の飾りにぴったりと、集まった人たちにも人気。

読書空間みかも

自由が丘 / 奥沢

自由が丘駅に近い緑豊かで閑静な住宅街。かつて関東大震災で被害にあった海軍の方が多く移り住んだことで、「海軍村」と呼ばれたエリアに『読書空間みかも』はあります。庭付き一軒家の洋風木造住宅は、1924年に建てられた当時のまま。入り口に掛けられた『読書空間みかも』という看板を見つけた人はきっと足を止め、「いったいここは何?」と思うはず。もともとは古書店のオーナーだった町田美恵子さんがここを気に入って始めただけあって、内部にもアンティークな風情が色濃く残り、初めて訪れる人なら思わず「すてき!」と、ときめいてしまうはずです。

2006年にオープンした『読書空間みかも』は、私設図書室として一般に開放されているほか、年会費を支払うことで正会員となり、それぞれの趣味や特技を生かしたイベントや教室を自主運営することができるフリースペースのような空間です。現在、30名ほどの正会員によって、カフェ、おとなのおえかき教室、チェロのレッスン、着物の着付けとお茶のおけいこ、絵本や童話の読み聞かせなど、年間を通じ日替わりでさまざまな企画やイベントに使用されています。

人気イベントのひとつ「一箱古本市」は、古書愛好家が開いている古本市。参加者がそれぞれの得意分野を生かして選んだマンガ、児童書から、マニア向けの本まで、幅広い種類の古本が並びます。また、参加者の実家で栽培しているという大崎下島産の新鮮なレモン、雑貨、手作り焼き菓子、川で拾ってきた石に絵付けをするおえかきワークショップなど、さまざまなミニ店舗が集まって、ちょっとした縁日気分で楽しめる古本市になっています。

日替わりで行われている教室やイベントには、いずれもリーズナブルな料金で参加することができ、不定期に開催されている寄席や演奏会などでは、思いがけず著名な出演者に出会えることもあるそうです。『読書空間みかも』の利用には入館料500円と各教室の参加費が必要になりますが、「一箱古本市」のように無料参加できるイベントや、無料体験ができる教室もあるので、公式サイトでチェックしてみてください。
大正モダンの雰囲気漂う大きな木枠の窓がある室内は不思議と気持ちが安らぎ、「読書空間」の名の通り読書に没頭したり、また、ちょっと雰囲気を変えたビジネスミーティングに利用したりしてもいいかもしれません。靴を脱いでくつろぐことができるので、小さな赤ちゃん連れのお母さんたちがおしゃべりしながら過ごす場所としてもお薦めしたい空間です。

「歴史的に価値のあるこの建物の雰囲気を大切にしながら、有効に活用していきたい」と話す町田さん。自分の思いを形にする作業は楽しいもの。建物を大切にするという配慮は必要ですが、ここにはこうしなければならないという堅苦しいルールやモデルはありません。興味のある教室に参加してもよし、オープンなスペースで自分の趣味の世界を実現するのもよし。現在、夜間の時間帯にまだ余裕があり、趣味や特技を生かしてみたいという会員の募集に加え、町田さんの気持ちを受け継ぎ『読書空間みかも』の運営をしてくれる人材も募集中です。大人の秘密基地のような空間で夢を膨らませてみませんか。

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更新:2015年3月10日 取材:2015年2月

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