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SodaCCo

遊ぶのが仕事の子どもと遊ぶように働くクリエイター。こんな両者が出会うと何が生まれるんだろう。そんなワクワクするようなことを考えながらリノベーションされたビルが、代官山にあります。はてさて、どんなコトが生まれて育つのでしょうか。このシリーズでは『SodaCCo(ソダッコ)』と名付けられたビルの“ヒト・コト・モノ”を不定期更新でレポートしていきます。

キッズクリエイティブ研究所 in 代官山 こどもだけのミュージアム

「作りたいモノにちょうどいい!」「これを使ってみたい!」頭の中で創造しながら素材を吟味するのも心弾む瞬間です。時には、パソコンを解体して出た電子部品なども並ぶことがあるそうです。
遊べるモノも作ってみよう。スタッフに見守られながら、さまざまな工夫を重ねる子どもたち。
完成したら保護者が見守る窓辺に並べます。日差しを浴びて輝く作品に、思わずにっこり。

のびのび空間でなに作る?
ここではみんなが“クリエイター”!

『SodaCCo』の1階スタジオでは、定期的に「キッズクリエイティブ研究所 in 代官山 こどもだけのミュージアム」が開催されています。さまざまな素材や道具を使い、子どもたちが想像力を膨らませる様子をのぞいてきました。

黄色いポロシャツ姿のスタッフに迎えられ、子どもたちが招き入れられたのは、色とりどりの素材が並ぶ開放的な部屋。ここでは「○○を作る」と最初に決めることはせず、材料を手にしながら「ひらめいたものをカタチにしていく」「できるまでのプロセスを楽しむ」ことを大切にするとのことです。期待とちょっぴり戸惑いの混じる表情の子どもたち。「NPO法人CANVAS」のスタッフに過ごし方の説明を受けて、ワークショップの開始です。

まずは、部屋の中に用意されたものをじっくり見て回ります。さまざまな素材が、取り出しやすく工夫して並べられ、壁には、道具の写真がずらりと貼られています。子どもたちが一目で、どんなものがあるかがわかるようにするためです。道具の中には、電気ドリルなどの工具も。子どもたちの「こんな形にしたい!」の声に、スタッフがこういった工具も使ってサポートするそうです。一通り見終わると、「こんなモノも素材になるんだ」という発見から、創造力と好奇心とをかき立てられたのか、子どもたちの目がみるみる輝き始めました。

このワークショップでは、子どもの創造性を引き出すために、保護者や付き添いの大人は部屋には入れません。最初は少し緊張気味の子どももいましたが、スタッフたちは、そんな子どもたちにそっと寄り添い、子どもの目線に合わせて語りかけます。「このひもはこんなふうに伸ばせるね」「これは開くと丸くもなるよ」と、その素材の可能性を伝えつつも、先行することはなく見守る。そんな環境の中で、子どもたちの作品作りは進んでいきました。

ここでは、作品を作り上げるまでの工程を大切にしています。納得がいかず何度もやり直し、別の素材を探しにいく子。素材そのものを道具にして楽しむ子。作りながらどんどん新しいアイデアが浮かんでワクワクしている子。じっと考えて何かを思いつく子。「集中の仕方もさまざまで、ぼんやりしているようで、頭の中で想像が膨らんでいるんですよ」と「CANVAS」の改田さんが熱心に話してくれました。スタッフが皆、子どもたちの感受性を大切にし、アンテナを張って、その気持ちの変化に敏感に動いていたのがとても印象的でした。

壁一面ガラス張りの窓から、中の様子を見学していた保護者も、最後の30分ほどは一緒に創作活動に参加しました。可能性を気付かせてくれる環境で、思いきり創造の世界を広げたひととき。きっと、表現することの楽しさや喜びを発見したのでしょう。子どもたちの満ち足りた笑顔にあふれた時間でした。

文:後藤菜穂(Loco共感編集部)

更新:2015年7月24日 取材:2015年6月20日

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