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遊ぶのが仕事の子どもと遊ぶように働くクリエイター。こんな両者が出会うと何が生まれるんだろう。そんなワクワクするようなことを考えながらリノベーションされたビルが、代官山にあります。はてさて、どんなコトが生まれて育つのでしょうか。このシリーズでは『SodaCCo(ソダッコ)』と名付けられたビルの“ヒト・コト・モノ”を不定期更新でレポートしていきます。

インタビュー co-lab代官山 田中陽明さん

『co-lab代官山』を運営する「春蒔プロジェクト株式会社」代表の田中陽明さん。飾らない笑顔の奥に、未来を見つめる凛としたまなざしがありました。
『co-lab』入居事業者とクリエイターの商品企画会議の様子。“クリエイティブ教育”について白熱したやりとりが交わされています。
入居者の岸井一さんはアートディレクターとして活動。この部屋には他にプログラマーなど3人の同居者がいて、それぞれのスキルを合わせれば、作品を一つ作り出せてしまいます。

地元・代官山で“クリエイティブ教育”を実践

『SodaCCo』の4階から6階は『co-lab(コーラボ)代官山』。クリエイター向けシェアオフィスです。都内に次々とco-labを展開する、「春蒔プロジェクト株式会社」代表の田中陽明さんに『co-lab代官山』への思いをお聞きました。


――クリエイター向けシェアオフィスを運営されているということですが、具体的にどんなことをされているのですか?

『co-lab』は、普段は独立して活動しているデザイナーや建築家、アーティストなど、異業種のクリエイターが入居し、オフィスとして使いながら、江戸時代の長屋のような共同体をつくっています。通常のシェアオフィスは“場所貸し”なのですが、『co-lab』では、彼らがシナジーを起こすための“場づくり”だけでなく、入居クリエイター同士の交流の“機会づくり”に力を入れています。

――『SodaCCo』で『co-lab』を展開したきっかけは?

私の自宅のある代官山はクリエイティブな人が多く、友人も住む“地元”なんです。代官山に『co-lab』をつくることは、生活する拠点を仕事とつなげて活性化し、“場”をつくっていく“地元づくり”につながると考えました。“場”をつくっていくためには、民間の建物はプライベート空間として存在するのではなく、パブリックへ開いていくべきだと考えています。『SodaCCo』もデザイン性のあるビルとして、代官山という街へ開いていきたいですね。『co-lab代官山』は子どものクリエイティブ教育をテーマにした、クリエイターのためのシェアオフィスです。『SodaCCo』の目指す「子どもとクリエイターの“育つ”が出会う、みんなのビル」というコンセプトを実際に表現していきたいと思っています。

――今はどんなことが始まっていますか?

まずはフロアごとに定期的に「open lunch会」を実施しています。6月には30名弱の入居者が集まり、交流の機会をつくりました。今後は『co-lab』の入居クリエイターと共に、アイデアブレストを重ね商品開発をしていきたいなと。そこで存在価値に納得できる、良い教育教材が生まれれば、代官山『SodaCCo』からビジネスが生まれていきます。『co-lab』の仲間が集まることで、子どもたちのクリエイティブな感覚・感性を育て、自分の頭で発想できるようにする、「クリエイティブ教育」の実践につなげられるのではないかと考えています。

――田中さんご自身もお父さんですが、クリエイターとして、お子さんとどう関わっていますか?

1歳と3歳の子どもを『co-lab』に連れてくることもあります。壁の色や質感・雰囲気など、普段周りにあるものと違うので面白いようです。一般に「クリエイターの子どもは反抗期が少ない」と言われていますが、絵を描く・モノを作るなど、取り組んでいる様子を実際に見ることができるので、親の仕事を体感でき、リスペクトできるからでしょうか。また、クリエイターは子どもの感性を持っている人が多いので、子どもがシンパシーを感じることができるのかもしれません。親が自分と同じ側の人間でいると子どもは安心ですよね。「子どもを連れていても違和感なく働ける」、それができるような場所も面白いと思います。


満を持して臨んだ『co-lab代官山』から何が生まれて来るのか……。“co-lab流クリエイティブ教育”に期待が集まります。

文:衣笠可奈子(Loco共感編集部)

更新:2015年7月8日 取材:2015年6月

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