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東急電鉄

二子玉川公園ビジターセンター

ココ、知ってる?

日々進化を続ける東急沿線の街。いろんな駅のいろんな場所で、新しいスポットや話題のスポットが増え続けています。あなたはこんなスポット、知っていますか?

公園の運営を通して育まれていく、自然と人のつながり

1階のふれあい休憩室は、おむつ替えや子どもを寝転ばせることもできて、ママたちも安心して過ごせます。
3階休憩室からは公園が見渡せ、食事をしながら小休憩ができます。ビジターセンター解説員が常駐しています。
ビジターセンタースタッフの八木下さん。季節ごとの草花をさりげなく置き、子どもたちの好奇心をくすぐるきっかけ作りをしています。
こどもグループで開催した「葉っぱ折り染めで鯉のぼりづくり」のイベント。いったいどんな染め上がりになるのかな? 小さな手で、鯉のぼりの障子紙を好きな色水につけていきました。

「ぼくにとっての学校だよ」こう言って、子どもたちが足しげく通ってくる二子玉川公園ビジターセンター。ここでは、見過ごしがちな小さな生き物や植物との出会いがあり、外遊びの面白さを実感できるイベントが数多く開催されています。

世田谷区で初めて、震災時利用を考慮し造られた二子玉川公園。マンホールトイレやかまどベンチが多く設置されています。その公園の北の角にある、3階建ての建物がビジターセンターです。二子玉川公園は住民参加型の公園で、ボランティアで活動する「こども」「みどり」「安全安心」の3つのサポーターグループが、一緒に日常管理や運営を行っています。

「こどもグループ」は自然を生かし、子どもたちが自発的に遊び方や生きる力を身に付けられるイベントの企画と実施。「みどりグループ」は、園内の区民花壇や区制80周年を記念し植樹した、いのちの森の手入れ、そして生長調査。「安全安心グループ」は、園内を歩いてのクリーンアップや利用マナーの声かけ、見回りをしています。メンバーは主に30~60歳代。ビジターセンターは、この3つのグループの活動拠点でもあります。こどもサポーターグループの川井晴美さんは、「クリスマスリース作りのイベントでは、3つのグループが一緒に活動しました。参加することで人とのつながりが広がり、息抜きの場にもなっています」と話します。

ビジターセンター3階では、それぞれのグループの活動やイベントの様子、今後開催するイベントの案内を見ることができます。イベントには、ここで育てたカモミールなどでお茶を入れる「ティーサービスの日」や、泥遊びや木工遊びができる「プレーカーの日」などがあり、家族で自然と触れ合いながら楽しめるものが毎月行われています。2階は地域の防災用品倉庫となっていて、1階は授乳室を備えたふれあい休憩室。フローリングの室内は、遊び場から汚れを気にせずに入ることができ、くつろぎながら食事もできます。また、公園に顔を出す生き物や、季節ごとの草花の展示があり、在中のスタッフと図鑑をひろげながら、気軽に話ができる場でもあります。

スタッフは、世田谷区から運営を委託された「自然教育研究センター」の、人と自然を結びつけるきっかけ作りや解説をする「インタープリター=自然の通訳者」の人たち。その一人の八木下志麻さんは、「子どもたちが身近な植物や生き物に目を向け、自主的に学べるようにしています」と話してくれました。今後は、子どもたちが企画するイベントも検討中とのこと。

この日は、こどもグループで開催したイベント「葉っぱ折り染めで鯉のぼりづくり」のワークショップ。鯉のぼり型の障子紙を小さく蛇腹に折り畳み、重なりあった四隅を好きな色水で染色します。色水の一つは、公園の生け垣整備で刈り取ったレンガ色のレッドロビンの葉を煮出して作った染色液。杏仁豆腐のような甘い香りがする、透明なピンク色です。絵の具を溶いた青・黄・緑の色水もあり、好きな色で染色した後にそっと障子紙を広げると、淡いパステルカラーの連続模様に。そこへ画用紙で作った目を付ければ、色とりどりの鯉のぼりが完成! 子どもたちは、頭の上に広げて大喜びでした。

センタースタッフとボランティアのサポーターが連携しイベントを開催するなど、まさに住民が参加する公園を支える重要な役割を果たしているビジターセンター。この場を介して、「自然と人、人と人のつながり」「安らぐ空間」「世代を超えた交流」を、訪れた人にもたらしてくれています。

文:福岡尚夏(Loco共感編集部)

更新:2016年5月16日 取材:2016年4月

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