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子育ても仕事も諦めない、地域での働き方「NPO法人代官山ひまわり」

東急沿線 子育て応援マップ&活動紹介

東急沿線のあちこちで行われている子育て応援活動。自分たちの街を子育てしやすい街にしようと、たくさんの人が、特色豊かな活動を続けています。そのうちのひとつ、子育てしながらの新しい働き方をサポートする『NPO法人 代官山ひまわり』をご紹介します。

ロコワーキングで、育児も仕事も諦めない!

「このお仕事やります!」と手を挙げたメンバーが集まって、内容についてミーティングをしているときの様子。なんだか皆さん生き生きしています。
代官山ひまわりが主催した「子育てしながら『暮らすとはたらく』を考えるワークショップ」の様子。子育てと仕事の両立に悩むママ、プレママが大勢集まりました。
東京商工会議所の主催イベント「シブヤぱん散歩ツアー」に協力したときの様子。地元のママたちならではの情報力で、6つのお店をピックアップし、街歩きのガイドをしました。
「シブヤぱん散歩ツアー」のあと、珈琲店で振り返り。イベントを通して、地域のいろいろな人たちと交流が生まれました。

NPO法人 代官山ひまわり

『代官山ひまわり』は、代表の森田由紀さんが代官山に転居した際、子育て世代の地域の場づくりをしようと始めたコミュニティです。イベントやワークショップ開催のほか、現在の活動の主軸となっているのは、ロコワーキング事業。ロコワーキングとは、フルタイムでもパートでも派遣でもなく、子育てしながら、愛着のある場所で社会とのつながりを持ち続けて働くという、新しい働き方のことです。

ロコワーカーとして『代官山ひまわり』に登録すると、仕事が発生した際に連絡がきます。仕事の内容は、在宅でもできるデータ入力から事務、営業、肉体労働まで、実にさまざま。特徴的なのは、その仕事をやりたいと思った人が手を挙げ、自分で仕事量を決めるという点です。「私たちはそれを“自主的に時間とスキルを持ち寄る”と言っています」と森田さん。

たとえば2,000枚の名刺のデータ入力があるとします。すると、ある人は10枚だけ、ある人は200枚というように、自分ができる仕事量を提示するのです。そして、手を挙げた人の中でひとつのチームをつくります。ほとんどのロコワーカーは子育て中なので、子どもが風邪をひいてしまったときも、チームでフォローし合う体制ができています。

「ダメなときはダメだってみんなわかっているから、すぐ代わる。それに対して誰も何も思わないのがいいんですよね。代わってもらった人は“じゃあ次は私が代わりに”って自然となるんです」と事務局スタッフの藤田さん。「帰宅してから子供を寝かしつけるまでの時間は全員ピタリと音信不通になる(笑)」というのもママ同士だからこその暗黙の了解なのだとか。これならば、子育て中でも働きやすいですよね。

メリットはこれだけではありません。同じく事務局スタッフの土屋さんは「ひとつの目標に向かってチームで力を合わせていると、学園祭をやっているみたいだなぁといつも思います」と、ロコワーキング独特の楽しさがあると言います。

チームに入って仕事のサポートをすることもある経理事務の鈴木さんは、「仲間から教わることが多いですね。いろいろな仕事があって、勉強することがどんどん出てくるので、自然と向上心が湧いてきます」と、スキルアップの面でもメリットが大きいことを話してくれました。

現在は渋谷区を中心に企業や店舗から仕事を受注していて、登録しているロコワーカーさんはなんと100名以上。新規登録するのに住んでいる地域や年齢の制限は特にありません。『代官山ひまわり』では「しっかり子育てしたい、でも仕事も諦めたくない!」という女性が生き生きと暮らし、働けるような仕組みがつくられています。

ロコワーキングとは

「Loco-working」(ロコワーキング)とは、「Loco(地元)+Coworking(コワーキング)」を掛け合わせた造語で、“暮らす”と”働く”が愛着のある場所でつながる、新しい働き方のことです。子どもが幼稚園に行っている間だけ働きたい、在宅で仕事して育児もしっかりやりたい、フルタイムに近い形で働きたいなど、自分で仕事と育児のバランスを決めることができます。
フルタイム勤務と育児100%。その間の選択肢として、子育てをしながら、地域や社会とのつながりも持ち続けることができる「ロコワーキング」。一人ひとりにとって良いバランスで、仕事も暮らし(育児)も充実させることができるはずです。

文:平川友紀

更新:2017年3月29日 取材:2017年3月

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