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子育て支援の“あったらいいな”の声を形に「NPO法人ワーカーズ・コレクティブ パレット」

東急沿線 子育て応援マップ&活動紹介

東急沿線のあちこちで行われている子育て応援活動。自分たちの街を子育てしやすい街にしようと、たくさんの人が、特色豊かな活動を続けています。そのうちのひとつ、横浜市青葉区で子育て中の女性たちに寄り添いながら、地域子育て支援拠点「ラフール」や親と子のつどいの広場「ぴよぴよ」「ぶーぶーしえすた」などの施設を運営をしている『NPO法人ワーカーズ・コレクティブ パレット』をご紹介します。

子育てで困っている女性たちに手を差し伸べ、共に歩む存在として

「ワーカーズ・コレクティブ」は、メンバー全員が対等な運営者かつ労働者であり、地域にとって必要なものやサービスを自ら事業としてつくりあげていく組織です。「パレット」の皆さんは、横浜市青葉区で子育て中のお母さんの声に耳を傾け、“あったらいいな”を形にしています。
「まーぶる」では、さまざまな年齢の子どもたちが一緒に遊んだり食事をとったりします。天気が良ければみんなで近所の公園へも出掛けます。
横浜市青葉区の地域子育て支援拠点「ラフール」。一日におよそ80組もの親子が訪れます。

NPO法人ワーカーズ・コレクティブ パレット

『ワーカーズ・コレクティブ パレット(以下パレット)』は、2000年の団体設立と同時に、「子どもミニデイサービスまーぶる」をオープンさせました。“まーぶる”という名前には、パレットの上でいろいろな色が混ざり合うように、子ども一人ひとりの個性を大切にする場にしていこう、という思いが込められています。

「まーぶる」では、お母さんが働いていてもいなくても、子どもに障がいがあってもなくても、預ける理由は問いません。オープン当時は、在宅家庭の一時預かりが全国的にも珍しい時代でしたが、生後57日から未就学児までの子どもを可能な限り預かる保育室として、月極め預かり、一時預かり、送迎付き保育、時間外保育など、たとえ小さな声だとしてもさまざまな“あったらいいな”に応えてきました。

こうしたお母さんの視点に立つ「まーぶる」の活動は『パレット』の原点であり、その後の多様な子育て支援へとつながっていきます。親子が“もうひとつの家”のように過ごし、みんなで子育てし合う親と子のつどいの広場「ぴよぴよ」と「ぶーぶーしえすた」、放課後児童クラブ「いるかくらぶ」、青葉区地域子育て支援拠点としてオープンした「ラフール」、さらには少人数の家庭的な保育と一時預かりの「なないろ」。2004年にはNPO法人化し、行政との協働によるパレットの支援は青葉区内に散りばめられています。

代表の山田範子さんは、『パレット』の活動を次のように語ってくれました。 「私たちはサービスの提供者ではなく、言ってみれば、子育て中のお母さんの“伴走者”です。子育ては、思い描いていたほどきれいで楽しいことばかりではなくて、時に赤ちゃんは動物的で、つらいこともたくさんあります。出産前は仕事をバリバリこなして輝いていた女性も、あまりのギャップに心が弱くなってしまいます。そんな子育てで困っている女性たちに手を差し伸べるのが『パレット』です。けれども大事なことは“手を出し過ぎない”こと。自分でできることはしていただき、ご自分でできることが増えていくことを目指しています」

「ラフール」の情報紙「ラフールニュース」には、施設を利用している「ラフママ」が中心となって作るコーナーがあります。外出できない時の過ごし方、離乳食、お風呂デビューなど、先輩お母さんの一言体験談がいくつも載っています。子育てが大変なときに互いに助け合える、そして、子どもたちの成長をみんなで喜び合える――。『パレット』は、孤立しがちなお母さんたちの子育てを、地域の支え合い、当事者の支え合いで支援しています。

青葉区地域子育て支援拠点「ラフール」

横浜市が各区に1カ所設置している地域子育て支援拠点。「ラフール」はその中のひとつで、青葉区の支援拠点として1日約80組もの親子が訪れています。「青葉区みんなで子育て」をモットーに、子育て中のお母さん・お父さん、その周りで子育てを支える支援者、みんながここでつながり合う場所でありたいという思いで運営されています。

親と子のつどいの広場「ぴよぴよ」

市が尾駅近くにある、0歳から未就学児とその家族が「もうひとつのリビング」のようにくつろげる場所。
スタッフやボランティアが笑顔で迎えてくれる広場には、たくさんのおもちゃや絵本があり、向かいの公園へ出掛けるときは外遊び用グッズが借りられます。ぴよぴよでは、月刊子育て情報誌「ぴよぴよ通信」の配布や、地元のパンや採れたて野菜の販売などを通して、地域とのつながりも大切にしています。

親と子のつどいの広場「ぶーぶーしえすた」

たまプラーザ駅近くにある、0歳から未就学児の親子が“もうひとつの家”のように過ごせる場所。ヨガや英会話、おもちゃ作り、クッキー作り、おはなし会などのイベントが随時行なわれています。スタッフもボランティアも“お互いさまの気持ち”で接し、子どもが泣いても気にしないアットホームな雰囲気。転勤族が多いエリアのため、お母さん同士が出身地話で盛り上がることも。お昼にはひろばにテーブルを出して、みんなでご飯をいただきます。

文:柏木由美子(スパイスアップ編集部)

更新:2017年3月29日 取材:2017年3月

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