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東急沿線 街×人 街歩きイベントで、品川の商店街の魅力を発信! つまみ食いウォーク2014 しながわ観光協会 勝又晃衣さん 品川区商店街連合会 玉野浩太郎さん

品川の商店街で“つまみ食い”をしながら、街の魅力を発見するウォーキングイベント『つまみ食いウォーク』。2014年の開催を11月8日に控え、イベントを支える人たちの思いとは?

品川の商店街の魅力をもっと知ってもらいたい。

明るく快活に『つまみ食いウォーク』に寄せる思いを語ってくれた勝又さん。
『つまみ食いウォーク2013』の旗ヶ岡商店会。商店街の人たちの手で、さまざまな催しが行われていました。
昨年回収したアンケートにもしっかり目を通し、今年のイベントの成功を目指しているそうです。

勝又 晃衣さん

PROFILE●かつまたてるい
一般社団法人「しながわ観光協会」観光タウンコーディネーター。前職の都市計画コンサルタントから2010年に現職に。『つまみ食いウォーク』や「風流屋形船ライブ」など、さまざまなイベントの企画運営を担当。趣味は、国内外の古い街並みを旅しながら、伝統的な建築を写真におさめること。

――『つまみ食いウォーク』の成り立ちを教えてください。
そもそもは、品川区の「観光アクションプラン」に基づいて、荏原エリアのまちの活性化を目指すという区の施策がありまして。区からの委託事業という形で、「しながわ観光協会」が実施することとなりました。

――勝又さんはいつごろからこのイベントに関わることになったのですか。
2010年からです。毎年、早いときで募集開始の翌日、遅くとも3日後くらいには定員に達してしまう人気のイベントです。無料というのも大きいと思いますが、これだけ集客力のあるイベントって、なかなかないのではないでしょうか。

――今や恒例イベントですからね。
そうですね。そういう意味では、『つまみ食いウォーク』は来年10年目を迎えるので、 ひとつの節目になると思います。15の商店街、100店以上の商店が参加して実施するところが最大の魅力ですけど、一方で各商店街を束ねるというのも結構大変なことです。観光協会という立場の団体が主催しているのも、結果的に良かったと思っています。

――今年は内容などで、昨年と違うところはありますか?
昨年まで2コースに分かれていたのを、今年は1コースのみの回遊型にしました。受付会場は2カ所。昨年はゴール会場を兼ねていたのですが、今年はあえてゴールという名称を使わずに、アンケート回収所という言い方にしました。理由は、ゴールしたら終わりではなく、商店街に残ってゆっくりと楽しんでもらうことが目的だからです。チケットは1人1セット(8枚綴り)で、1組4人まで申し込み可能です。

――今後について、何か構想があれば教えてください。
『つまみ食いウォーク』と各商店街のイベントとが、もっと連携できると良いと思います。同時開催というのはなかなか難しいのですが、去年は『つまみ食いウォーク』の開催中に、旗ヶ岡商店会でコンサートや「うまい顔選手権」などを催しましたし、中延スキップロードでは、夕方からクラフトビールのイベントが開催されました。今後もうまく連携協力できればいいなと思います。

――参加者からの反響で印象的なものはありますか。
私の友人は前回が初参加だったのですが、その感想が印象に残っていますね。巷では商店街の中でチェーン店化が進み、画一的になっている一方で、ここでは昔ながらのフェイス・トゥ・フェイスで、お店側から丁寧に話しかけてくれた。そこに魅力を感じたと、喜んでいました。他地域からわざわざ来られた参加者は、ここでしか得られない“プラスα”の収穫が欲しいと思っているということですよね。

――商店と参加者、お互いにそういう認識で楽しんでもらえるといいですね。
やはり、参加者と商店側とが、コミュニ ケーションをとる、とらないで、このイベントの印象はだいぶ違うと思います。参加される皆さんには、つまみ食いをしながら、ぜひお店の方々と積極的に会話してもらいたいです。我々もそういう楽しみ方を、皆さんにもっと伝えていかなければと思っているんですけど。

――最後に『つまみ食いウォーク』の会場周辺エリアの魅力を教えてください。
減りつつある昔ながらの商店街が、今もこの周辺には残っている。しかも、それが連続してつながっているところが魅力ですね。品川区全体でみると、旧東海道、水辺、そして商店街…この3つが、観光という側面からみた「しながわの魅力」だと思っています。

今後は参加店舗をもさらに増やして、盛り上げていきたい。

「商店街をもっと身近に感じてもらいたい」と、今年のイベントへの意気込みを語ってくれた玉野さん。
『つまみ食いウォーク』では、「はい、どうぞ」「ありがとう」の挨拶はもちろん、「どうやって作るの?」「こうやって食べたらおいしいよ」なんて会話が広がっていきます。
「しながわの商店街の魅力は、おいしいものだけじゃないんです」と玉野さん。

玉野 浩太郎さん

PROFILE●たまのこうたろう
「品川区商店街連合会」「品川区商店街振興組合連合会」事務局長。2013年に事務局長に就任。高校生のころから、商店街の飲食店でアルバイトをし、地域のイベントにも積極的に参加。趣味は草野球、ポジションは捕手とレフト。でも実は、休日はぼーっとしているのが好きとのこと。

――「品川区商店街連合会」ではどんなお仕事されているのでしょう?
商店街の方々への情報発信が主な仕事です。企業や学校、行政などと、商店街をうまくつなげるようなハブ的な存在として活動しています。正直、「これって商店街と関係あるんですか」という案件もありますが、最終的には商店街のため、地域のために、そこをベースに取り組んでいます。

――『つまみ食いウォーク』とのかかわりは?
初回から関わっています。今では、あっという間に定員になってしまう人気のイベントですが、最初は僕もよく分かっていなくて、「なんか商店街を歩き回るイベントをやるんだなあ」というくらいの印象でした。当時は、各商店街を横断するイベントが珍しくて、それはそれですごいことだなあって思いましたね。

――何か心に残るエピソードはありますか?
やはり毎年2,000〜3,000人の参加者が商店街を一斉に歩くわけで、その光景はすごいなあと思います。イベントを始めたころ、商店街の方々が「何年も商売しているけど、こんな光景はなかなか見たことないね」と話されていたのが印象に残っていますね。
僕は毎年、イベント当日は巡回班として現場にいるんですが、皆さん楽しみながら歩いていますよ。9回もやっていると参加者の中にも常連さんがいるんですが、必ず定番のお店に行って、そのご主人と会ったり、お目当ての物を食べたりしているそうです。「あの店よかったねえ」と会話しているのを聞いた時はうれしかったですね。

――商店街側としても、まさに一大イベントですね。
品川区の商店街は、一年間を通して、大小あわせてイベントを60件以上やっていて。平均すると毎週どこかの商店街で何か催しやっている計算になります。その中でも、これだけ集客できるイベントって他にはないと思うんですよ。だから、商店街の皆さんは「この機会に商店街を知ってもらいたい」っていう思いを、強く持って臨んでいるんじゃないかなと。

――今後の改善点はありますか?
いろいろ変えていきたいなあとは思っていますが、まずは参加店舗をもっと増やすことですね。『つまみ食いウォーク』って、飲食関係の商店がサービスを提供することがメインになっているんですけど、そこを払拭できれば、まだまだ参加店舗は増やせると思っています。例えば「つまみ食いのあとに、お風呂でも入っていってくださいよ」と言って、戸越銀座温泉に立ち寄ってもらうとか。
それから、もっと“おもてなし”の気持ちをうまく表現できる商店が増えればいいなと思います。そういう気持ちってお客さんに伝わりますから。その集合体が商店街なんです。

――最後に、このエリアの魅力を教えてください。
とにかく、生活圏にこれだけ商店街あるということが一番の魅力です。どれも東急沿線の駅のそばにある商店街ですから。例えば、荏原中延から旗の台の駅間って、商店街を通って歩いて行けると思うので、そうやって商店街を散策してもらえるとありがたいですね。最近、事務局にも大学生がインターンで来るのですが、「地元に商店街がなかった」という学生が多いんです。そういう意味ではこのエリアに住んでいる方々は、すごく恵まれているんだなあと思いますね。

更新:2014年9月20日 取材:2014年9月

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