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東急電鉄

住民の言葉で紡ぐ「街のはなし」

モノから見える街のこと【第1回】

東急沿線には、街と深く結び付いたすてきな“モノ”がたくさんあります。シリーズ「モノから見える街のこと」は、それらが生まれた背景や、作った人・関わった人の思いをひもとく物語。
第1回は、住民の言葉と写真でつづる冊子『街のはなし』(たまプラーザ)を取り上げます。

街のはなし

地域住民の“街の記憶”を、アートの手法でアーカイブする小冊子。
住民から採録した街にまつわる思いやエピソードなどを、
モノローグ形式の文章にまとめ、写真と共に紹介する。
たまプラーザの住宅街(美しが丘)を舞台に2014年にスタートした取り組み。

モノローグでつづられる新しいかたちの“町史”

『街のはなし』は、たまプラーザの住宅街(美しが丘)で展開されているアートプロジェクト
「AOBA+ART」から生まれました。
東日本大震災を契機に、アーティストとして「自分の居場所」に着目してきた谷山恭子さんが、
2014年開催の「AOBA+ART リビング・アーカイヴ展」の際に立ち上げた取り組みです。

「街の中の好きな場所はどこですか?」という質問を軸に、
5歳から80代までさまざまな年代の住民に1時間程度のインタビューを行い、
個人の語り口をそのまま生かして文章に書き起こし、
思い出の「場所」の写真と、その場所を表す緯度・経度の座標とともに紹介します。

モノローグでつづられる街の思い出や開発当時のエピソードは、一編の詩のよう。

※ 写真をクリックすると、拡大写真とキャプションが表示されます。

さまざまな世代の住民が関わってつくられる

「街のはなし」の制作には、住民ボランティアや美しが丘中学の生徒たちなど、
さまざまな世代の人がたくさん関わっています。

美しが丘中学では、社会科の夏休みの宿題「わがまち新聞」「未来のわがまち新聞」の一環として
1・2年生が毎回任意でインタビューに同行しています。
また、谷山さんが街について話す出張授業も行われています。

2017年からは、テープ起こし・写真選び・校正など、制作を手伝うサポーターや、
経理などクリエイション以外の部分をシェアする製作委員会のメンバーを公募。
AOBA+ARTのプロジェクトという枠を超え、
街ぐるみのプロジェクトとして幅広い世代の住民が参加しています。

※ 写真をクリックすると、拡大写真とキャプションが表示されます。

誰かの思い出は、いつか街の歴史的資産になる

「街のはなし」は、取り組みとしての幅を徐々に広げています。
資金面では、2016年にクラウドファンディングに挑戦。
2017年には「WISE Living Lab サポート企画」に認定されて活動の“場”ができました。

美しが丘の遊歩道を整備する活動をしている住民グループとコラボレーションして、
AOBA+ARTの活動の一環としてまちあるきツアーを開催するなど、
街に新たなエピソードが生まれる機会もつくっています。

一人のアーティストが立ち上げた「とても個人的な街の記憶」のコレクションは、
いま住民参加型の「作品」として、
約50年を数えるたまプラーザの歴史とそこに住む人々の思いを、
多くの人々に伝え続けています。

※ 写真をクリックすると、拡大写真とキャプションが表示されます。

入手方法

「3丁目カフェ」「昭和調剤薬局」「WISE Living Lab(共創スペース)」にて、各号1冊500円で購入可能。お問い合わせは公式Facebookのメッセンジャーで谷山さんまで。

更新:2017年12月6日 取材:2017年7月~11月

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