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福祉作業所×パティシエ×デザイナー “心”をつなぐ焼き菓子 ~二子玉川発 地域デザインブランド「futacolab」の挑戦~ 沿線新発見

福祉作業所の人々と、地域で仕事をするパティシエ、デザイナーのコラボレーションによる地域デザインブランド『futacolab(フタコラボ)新しいウィンドウで開く』。二子玉川の地から発信される、焼き菓子を巡る物語は、今日も新たな挑戦のページを紡ぎ続けています。

  • 地域に何かをもたらす商品が作りたい


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    「地域に貢献し、新しい関係性や、地域への思いを育てるような商品が作りたい」。二子玉川で暮らし、仕事をする磯村歩さん(株式会社グラディエ代表)のそんな思いから、地域デザインブランド『futacolab』は誕生しました。磯村さんが、まず作りたいと考えたのは、贈り物になる商品。人と人との心のやり取りにもつながる、ギフト商品でした。

  • 福祉作業所の製品に付加価値をつける


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    チームとして始動した『futacolab』は、オリジナル焼き菓子の開発をスタート。より意義のある商品にしたいとの思いから、その製造を「世田谷福祉作業所」に依頼します。狙いは、福祉作業所の人々の工賃アップ。デザイナーとのコラボで一般流通商品に負けない魅力を持つ商品を作ることにより、福祉作業所の人々が受け取る対価の向上を目指すものでした。

  • パティシエのレシピによる焼き菓子


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    商品の背景を知らない人にもアピールする焼き菓子を作る。そのために大切なのは、何と言っても焼き菓子のおいしさです。オリジナルレシピは、自由が丘の有名店で修業し三軒茶屋でスイーツの店「Sonner」を営む石橋鈴香さんが担当。そのレシピに沿って世田谷福祉作業所の人々が丁寧に製造することで、クオリティーの高い、おいしい焼き菓子が誕生しました。

  • 成功に満足せず続けた試行錯誤

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    第1弾の焼き菓子詰め合わせは好評を博し、『futacolab』は新たな試みを続けます。バレンタインデー、ウエディングなどシチュエーションに合わせた焼き菓子ギフトを提案。また、刺しゅうや機織りを得意とする烏山福祉作業所の技術を生かしたコゼーやコースターなど、新ジャンルにも挑戦。焼き菓子ギフトも人気の3品に絞り、着地点を模索し続けました。

  • パイ焼き窯の力で安定生産が可能に


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    そうした試行錯誤の中で課題となったのが、生産の安定性。たくさんオーダーを頂いた際、世田谷福祉作業所だけで対応するには限界が生じます。そこで障がい者の就労や生活の自立を支援している等々力の社会就労センター「パイ焼き窯」に相談。おいしい焼き菓子に定評がある「パイ焼き窯」に連携をお願いし、商品として安定した供給ができるようになったのです。

  • 障がい者が描いた絵をアートカードに


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    一方、福祉作業所を訪れていて目に留まったのが、障がい者が描く絵の素晴らしさでした。そこで世田谷福祉作業所の人々が描いたイラストをデザイナーがアレンジ。作業所の人々が紙パックをリサイクルして手すきした紙に印刷し、さまざまなメッセージや思いが伝わるアートカードを作成。この温もりあるカードが新商品のパッケージを飾ることになりました。

  • futacolab最初の到達点「ART LINE」


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    こうして『futacolab』は集大成ともいえる商品「ART LINE」を完成させます。ほろりと口の中でほどける食感で一番人気だった焼き菓子「HOROHORO」の味わいをさらに高め、フレーバーを6種に。アートカードを選ぶことで、贈る方や季節に合わせたギフトになるのも大きな魅力です。量産が可能になったためインターネットでの販売もスタートしました。

  • 世田谷発の山下清を生み出したい


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    webや雑誌を通し広域に発信される今も、常に地域と共にある『futacolab』。今後は、地域の障がい者アーティストを育てる活動を進めていく予定で、購入された商品のイラスト作者にアーティストフィーとして2%が支払われるシステムが、すでにスタートしています。また、二子玉川でのアートイベントなども計画中とのこと。今後の展開が期待されています。

※地域デザインブランド『futacolab』は、第21回 公益信託世田谷まちづくりファンド助成事業「キラ星応援コミュニティ部門」に採択されました。

更新:2015年4月7日 取材:2015年3月

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