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東急電鉄

二子玉川「ちょいまち会」ガイダンス

2015年11月7日(土)開催 -イベントレポート-

今年の春、長年続いた再開発が終了した二子玉川の街。新たなまちづくりのムーブメントがあちこちで芽生えています。今回フォーカスする『ちょいまち会』もそのひとつ。まちづくり活動に“お試し参加”するという、何やら面白そうな企画に興味がムクムクと! そのエッセンスを紹介するべく、ガイダンスに参加してきました。

二子玉川のまちづくり活動に“お試し参加”しよう!

玉川町会会長である芳賀さんによる開会あいさつ。
「二子玉川100年懇話会」の司会を担当している中川さん。『ちょいまち会』結成に至るまでの経緯について説明がありました。

「二子玉川のまちづくり活動をちょっとのぞいてみませんか?」という触れ込みで開催された『ちょっとたまがわの街でよいことをしてみる会』、略して『ちょいまち会』。この会は、二子玉川駅周辺の町会である玉川町会が中心となり立ち上げた「二子玉川100年懇話会」の派生プロジェクトとして誕生しました。再開発が終わった二子玉川の街には、住む人、働く人が急激に増えています。この新しい人たちと一緒にまちづくり活動をしたいと考える街の人たち。ところが、いきなりまちづくりに参加しましょうと声を掛けても、「一度入るとやめられないのでは?」「負担が大きいのでは?」と不安になり、ちゅうちょする人もいるでしょう。そこで、まちづくり活動に“お試し参加”いただく場を提供しようと誕生したのが、『ちょいまち会』というわけです。実際のまちづくり活動にちょこっと参加し、見て、聞いて、感じて、これからのまちづくりについて一緒に考えていこうというプログラムです。

1回目となる今回は「ガイダンス」。100人近い参加者が集まる中、企画の趣旨や仕組みについて説明が行われました。ちょいまち会では、「ゼミ」「実習」「報告」の3ステップを2サイクル実施します。「ゼミ」はまちづくり活動の内容について聞く場、「実習」は実際に活動を体験する場、そして「報告」では実習の経験を通して感じたことを参加者同士で共有します。『ちょいまち会』では、期間を前半と後半に分け、参加者はそれぞれ5つの団体に“お試し参加”できます。今回は前半期間の5団体から、活動内容が伝えられました。当事者ならではの地元愛にあふれた説明を聞いていると、さらなる興味が湧いてきます。それぞれの内容を簡単にまとめてみると……。

街の安全・安心、子育てをサポートするまちの取り組み

「防犯パトロール」について説明する川辺さん。皆で和気あいあいと楽しみながら行っているので、「ぜひお気軽にご参加を」とのこと。
NPO法人せたがや水辺デザインネットワークに所属する村上さん。「きぬたまあそび村」の実習には「楽しもうという気持ち」で来てほしいとコメント。

「防犯パトロール」
玉川町会/二子玉川商店街振興組合

活動を紹介してくれたのは、玉川町会玉川3丁目の副会長をしている川辺さん。防犯パトロールは、月に3回、夜8時から実施。国道246号線を挟んで西と東で2チームに分かれ、防犯の呼び掛けや危険運転をしている自転車への注意喚起をしています。おそろいのベストを着て街を回っているという皆さん。「ご苦労さま」と声を掛けてくれる街の人も多いそうです。実習では、防犯パトロールをメンバーと一緒に行います。


「プレイリーダー/子育てサポーター」
きぬたまあそび村 NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク

子どもが安心して遊べる場をつくりたいという思いから、地域住民が多摩川河川敷で自主的に始めた「きぬたまあそび村」。10年ほど前から参加している村上さんが活動内容を紹介してくれました。「自分の責任で自由に遊ぶ」「けがと弁当は自分持ち」というルールを掲げ、「せたがや水辺の楽校原っぱ」で週2回開催しているそうです。実習では、秋冬のアートイベントに参加し、子どもたちが自由に遊べる環境を整える「プレイリーダー」と「子育てサポーター」を体験します。

街の清掃、緑のお世話、交通安全を推進する活動

「クリーンタウン」の取り組みについて説明する笠原さん。もともとは、玉川地区が環境美化推進地区として指定されたのを受け、街の人が立ち上がり始まった活動だとか。
「瀬田四丁目広場」での緑地管理は、無理せずけがなくがモットー。「自然の中で、会話を楽しみながら、ゆったりとした気持ちで取り組みましょう」と端山さん。
「高校生とゾーン30啓発」の取り組みについて説明する寺内先生(奥右)と土屋さん(奥左)。車や人が増えている二子玉川を、子どもが安心して過ごせる街にしたいとコメント。

「クリーンタウン(清掃活動)」
二子玉川地区交通環境浄化推進協議会

活動内容を紹介してくれたのは東急電鉄の笠原さん。月に一度行われる街の清掃活動で、住民や二子玉川小学校の児童、近隣の企業の皆さんが集まり、ゴミ袋とトングを持って街の清掃をします。約1時間という設定はありますが、活動時間は人によってバラバラ。1時間きっちり行う人もいれば、時間がなくて30分で清掃を終える人もいたりして、ゆるやかに運営されている様子。一度清掃活動に参加すると、普段から街のゴミが気になるなど、街への思い入れが一層強まるそうです。


「緑地管理作業」
瀬田四丁目広場 NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク

紹介してくれたのは「NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク」の端山さん。美しい緑地と静かな佇まいの古民家(旧小坂邸)を併せ持つ「瀬田四丁目広場」。敷地内の草刈りや木の剪定(せんてい)、散策路や水路の清掃がこの取り組みの主な活動内容です。この広場ではワークショップなども開催し、住民が交流する場としても利活用されています。実習では、敷地内の草刈りや散策路などの清掃を実施します。


「高校生とゾーン30啓発」
二子玉川地区交通環境浄化推進協議会 交通部会

説明してくれたのは、活動のアドバイザーをしている交通安全の専門家・寺内先生(国士舘大学)と二子玉川小学校PTAの土屋さん。二子玉川の街では、街を通過する車や自転車の危険走行が多いなど、交通に関する課題を多数抱えています。そういった課題に、寺内先生の指導の下、住民と近隣の学校、PTA、警察などが協力して取り組んでいます。実習では、高校生と一緒に30キロ制限ゾーンで交通安全活動を行います。

果たして参加表明をする人は……企画者も驚く結果に!

次々と参加表明の付箋が貼られていきます。複数の活動に参加を表明した人も多数!
参加表明をした後は、自身のお名前などを記入した「参加登録カード」とともに写真を撮影。後日、「参加証」が作成されます。
二子玉川にゆかりのある軽食やドリンクが振る舞われた交流会の様子。参加者と活動団体のメンバーが和やかに会話を楽しんでいました。

熱のこもった各団体の紹介が終わると、今度は参加者がどの活動に“お試し参加”するのか表明します。希望する活動の用紙に自分の名前の付箋を貼っていくのですが、結果は……。どの活動もみるみるうちに参加者の付箋で埋められていきました。実はガイダンスが始まる直前に、ちょいまち会事務局の橘さんから「ちゃんと参加してくれる人がいるのか心配で、昨晩は眠れませんでした」と聞かされていたのですが、どの取り組みも大盛況! 各団体の皆さんの取り組みへの思いは、しっかりと参加者に伝わったようです。

参加表明をした方の何人かにお話を伺いました。最近海外から引っ越してきた女性は、「二子玉川の街のことを深く知りたいし、娘を巻き込んで一緒に参加したかったから」と笑顔で話してくれました。長く二子玉川に住んでいるという男性は、「お世話になってきた街なので、恩返しのつもりで地域貢献したい」とコメント。ずっとまちづくり活動に興味があり、参加のきっかけを探していたという女性は、「“お試し参加”というのがとてもよかった」と楽しそうに語ってくれました。関心度合いに差はあるものの、参加表明をした方の多くが、もともとまちづくりに興味があった模様。今回の『ちょいまち会』の“お試し参加”という仕組みが、そういった方々の背中をそっと押してくれたことは間違いないようです。

その後、開かれた交流会では、地元の「鈴木農園」と自然食カフェ「ナチュラルクルー」とのコラボによる軽食や、二子玉川の地ビール「ふたこビール」、鈴木農園のレモンを使ったレモネードが振る舞われました。また、昭和に活躍した、地元のイラストレーター・松本かつぢさんの「くるくるクルミちゃん」の紹介コーナーも登場。「FUTAKOTAMAGAWA CITY」とプリントされたTシャツなどが販売されるコーナーでは、次々と皆さんがグッズを購入していき、購入したばかりのTシャツを身に着けた人たちが集まり、記念撮影をするひとコマも。これから始まる新たなまちづくりに向けて、皆さんの“地元愛”が大いに刺激されたイベントとなりました。

更新:2015年12月8日 取材:2015年11月7日

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