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東急電鉄

蒲田散歩のススメ~蒲田ミライ会議スタートアップ企画

2016年4月29日(金)開催 ―イベントレポート―

開催
2016年4月29日(金)
最寄駅
場所
蒲田駅周辺

蒲田の街を実際に歩き、街に対してできることを考え、「まちづくり」へのアクションを増幅するためのスタートアップイベント。アンティークのポラロイドカメラを持って街を歩き、気になるスポットを見つけたらそこでパチリ! 街歩きの後には、ポラロイドカメラによってノスタルジックに写し出された街の風景写真を見ながら、街に対するそれぞれの視点の違いや発見を共有するワークショップが行われました。

街を考えるためには、まず街を知ることから始まる

集まったのは初めて会う人ばかりが20人ほど。街歩きの前に、簡単な自己紹介ゲームでグループを作り、カメラの使い方講座。まるでトランスフォーマーのように変形するポラロイドカメラはとても新鮮で、「おーっ」という声と共に拍手が起こり、テンションが上がります。
ガラス張りの外観からは当時の面影を感じることができず、松竹キネマ蒲田撮影所があった場所ということが意外に知られていない区民ホール「アプリコ」。建物内に当時の撮影所模型と、撮影所に架かっていた橋の一部が展示されています。
蒲田駅の改札は人気の撮影スポット。電車が入ってくるのをギリギリまで待って撮影します。レトロなカラーリングの池上線の車両に出合うことができれば、いいことがあるかも!?
慣れないアンティークのポラロイドカメラは、真っ白で何が写っているのか分からない写真があったり、逆にまるで夜に撮影したような暗い写真があったり、それがかえって楽しかったりも。自分たちが撮った写真だからこそ、地図作りにも熱が入ります。

街歩きをテーマにする某雑誌で、一番売れる特集とされる街が「蒲田」なのだそう。古い雑居ビルや小さな居酒屋が多く、都内有数のディープタウンともいわれる「蒲田」。かつて松竹キネマ蒲田撮影所があったことから映画の街のイメージも強く、撮影所を舞台にした映画『蒲田行進曲』を思い浮かべる人も多いようです。そんな蒲田を舞台に、実際に街を歩き、街について考える、参加型イベント&ワークショップが開催されました。

まずは、ポラロイドカメラを片手に街歩き。映画の街「蒲田」らしく、松竹キネマ蒲田撮影所跡地に建つ区民ホール「アプリコ」からスタートし、蒲田駅東口のロータリーに立つモヤイ像へ。イースター島のモアイ像に似ている「モヤイ像」は、「モアイ」ではなく「モヤイ」が正式名称。渋谷駅南口にあるのは有名ですが、実はここ蒲田にもありました。

2014年に大規模リニューアルをした駅ビル「東急プラザ蒲田」の屋上で目にしたのは、蒲田のランドマークであり東京唯一の「屋上観覧車」。リニューアルしても残してほしいという、地域の人々の熱い要望によって復活しました。いつまでも残っていてほしいなぁ、そんな願いを込めてシャッターを押します。2階へと降りれば、池上線と東急多摩川線の改札口に直結。地下化する駅が多い中で、最大4本の電車が並ぶホームは見応え十分です。
駅を出て西口へと回れば、居酒屋からドラッグストア、回転ずし、ディスカウントショップ、キャバレーまでと、いろんなものが交じり合い、いかにも蒲田らしい風景です。駅前から延びる2つのアーケード商店街は、「サンロード」と「サンライズ」。その「サンロード」に残るのが「テアトル蒲田」と「蒲田宝塚」。映画との結び付きが深い蒲田ですが、昭和の薫りがする街にレトロな映画館がしっかりと溶け込んでいます。
商店街と並行して走る東急線の高架下は飲み屋街。いろいろなタイプのお店が軒を連ね、ディープタウン蒲田らしいカオスな雰囲気が漂います。最後はバブル景気時代に商業ビルとして計画されていたものの空きビルとなり、そこへ入居した「大田区役所」。もともと区役所として設計されたわけではないので、ほのかにバブルの名残を感じさせる建物です。回ったポイントは、いずれも期待を裏切らないユニークな場所ばかり。参加者が蒲田へ愛着を持つキッカケとしては、ぴったりの場所でした。

後半は撮ってきたポラロイド写真を使い、街の地図を作るワークショップ。ポラロイド写真を紙に貼りながら、参加者が感じた視点でペンやテープを使って地図を完成させていきます。“蒲田ってこんなに楽しい街なんだ”ということが伝わるように作ることがテーマです。「その写真はどこ?」「この写真はどこを写したかったの?」……それぞれ自分が気になった場所で写真を撮っているので、街に対する視点の違いが新鮮です。街を歩く前までは初対面同士だったはずなのに、そんなことはもう誰も感じていないようで、地図を作る手がなかなか止まりません。最後はグループ同士、作った地図を見せ合い、「うわーステキ。グループによって全然違う」「ここ私も撮った」「蒲田の人ってどうでした?」など、地図を見に来た別のグループの感想をきっかけに、話がさらに盛り上がっていきました。

今回のイベントは地図を作るところで終了ですが、今後は3カ月に1度を目安に、フリー参加のオープンイベントと、リピーター向けのクローズドイベントを交互に開催していく予定なのだそう。「このイベントをきっかけに、街に対してアクションを起こす人が出てきてくれたらうれしい」と話すのは、主催者の一人である八住敦之さん。蒲田ミライ会議では、そんなアクションを起こす人たちのコミュニティも育てていきたいと考えています。街に愛着を持つためには、まず実際に歩いて街を知ること。街歩きを終えた参加者の心の中には、蒲田への愛着が育ち始めています。

※『蒲田散歩のススメ~蒲田ミライ会議スタートアップ企画』は「 とくらく(東急電鉄)× Peatix 『シビックプライド』 キャンペーン別ウィンドウで開きます 」支援イベントです。

更新:2016年6月13日 取材:2016年4月29日

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