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東急電鉄

農園フェス2016

2016年5月29日(日)開催 ―イベントレポート―

開催
2016年5月29日(日)
最寄駅
場所
小泉農園

「畑」をステージに、「農」「食」「音楽」「アート」を通じて、コミュニティづくりや食育など、地元の人々といろいろな可能性を楽しみながら共有するイベント。当日は、沿線の飲食店が屋台を出し、音楽ライブや料理教室、ワークショップなどさまざまな催し物が開催されました。

「畑」を通じて、人と人のつながりが広がっていく

農園フェスの会場(奥がステージ)。普段は畑として使っている土地の上に、皆さんが敷物を敷いています。土の中でくつろげて、とてもリラックスできます。
主催者の小泉さん(左)と田村さん(中央)による開会宣言。田村さんは川崎市のさまざまなまちづくり活動の仕掛け人でもあります。
金魚すくい、ならぬ“トマトすくい”。子ども向けの催し物はこのほかにも、野菜を的にした輪投げや、野菜のスタンプなど多数用意されていました。
川崎市の野菜などを販売するマルシェなどを展開する「カワサキノメグミ」の出店ブース。小泉農園の野菜の素揚げを提供していました。
「畑探検ツアー」の様子。畑の中を歩き、野菜にまつわるクイズに答えることで、楽しみながら野菜や農業について学ぶことができます。

都市型農園の可能性をいろいろな方法で探っている小泉農園18代目・小泉博司さん、そして小泉農園の野菜や果物を使ったフレンチを提供するビストロ カプリシューの菊池シェフが、「畑を身近に感じてもらいたい」と5年前から始めたのが『農園フェス』です。農業イベントというと「○○狩り」など収穫イベントという印象がありますが、『農園フェス』はもっと大掛かり。畑にステージがつくられ、食べたり飲んだり、音楽ライブを聴いたり。まさに農園を舞台にした“野外フェス”が開催されるのです。そんなイベントの様子をお伝えするべく、気持ちよく晴れたフェス当日、小泉農園に足を運んでみました。

畑のステージではアーティストによる音楽ライブが次々と行われていきます。その周りには地元の人たちがシートを敷き、思い思いに過ごす様子も。またイタリア料理、フランス料理など飲食店がそろい、屋台のラインナップは豪華。一方で、JAなど「農」の関係者によるテントも設けられ、野菜を使ったさまざまな子どもの遊びコーナーも用意されていました。

大人気だったのは体験型ワークショップです。特に、小泉農園を巡る「畑探検ツアー」と菊池シェフによる「子ども料理教室」は、フェスが始まるとすぐに予約チケットを求める大行列ができたほど。

「畑探検ツアー」は、田園調布学園大学の学生たちと、障害を持つ方々が働き・学び・生活することを応援する「はぐるま稗原農園」の通所者の皆さんが一緒に実施したものです。ツアーの内容は、小泉農園を巡り、野菜クイズに答えたり、記念写真を撮ったりしながら、畑に親しむというもの。参加者からは、「普段入ることができない畑の中を歩けて楽しかった」など農業の現場との距離を縮められたことを喜ぶ声が多数聞かれました。

「子ども料理教室」では、菊池シェフをはじめとするプロの料理人の指導の下、子どもたちがいちごパフェを作ります。まずは自分たちでいちご狩り。その後、いちごをカップの中に入れ、ヨーグルト、生クリームと合わせていきます。収穫したてのいちごをスイーツにする経験は、新鮮だったようで、子どもたちは皆夢中になって料理を楽しんでいました。

「農業に従事していない人にとって、畑は縁遠い場所かもしれません。でも実は地域の人に身近な存在であることを知ってほしい」と小泉さんは言います。そこから万が一災害時などは「畑がある」と思い出してもらうような存在になり、地域の役に立てればと考えているそうです。またプロモーション担当の田村さん(一般社団法人カワサキノサキ代表)は、「現場のオペレーションが到らないことがまだまだ多い。この辺りを改善してもっと気持ちよく楽しめるイベントにしたい」と今後への意気込みを語ってくれました。

農業の生産者、料理人、ミュージシャン、学生、まちづくり活動に従事する人、そして地域の人、さまざまなつながりが「畑」を通じてどんどん広がっていく。そんなことを実感できる熱気あふれるイベントでした。

更新:2016年6月17日 取材:2016年5月29日

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