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東急電鉄

鶴間公園の明日を考えるワークショップ「第3回 健康づくりのワークショップ」

2016年9月10日(土)開催 -イベントレポート-

南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」と題し、町田市と東急電鉄による再整備が進められている南町田。駅南の鶴間公園はグランベリーモールとつながり、豊かな自然を残しつつも新たな魅力を持った場所へと生まれ変わろうとしています。そんな公園の未来を地域の人たちと一緒に考えるワークショップの、第3回をレポートします。

イベント名 鶴間公園の明日を考えるワークショップ「第3回 健康づくりのワークショップ」
開催 2016年9月10日(土)
場所 鶴間公園 / 旧リバブルスクエア南町田
最寄駅

今ある魅力を生かしながら、より良い公園へ生まれ変わるために

基本計画案で示された6つのエリア。
「ここに親水公園を造れないの?」という意見に対し、町田市職員が、市としても可能性を探っているものの、周辺の境川の管理が東京都であることなどを説明。「へー、知らなかった」と一同納得。
「全体の景観としては、これまでの意見を取り入れたものになったと思いますが、細かな機能についてはこれからだと思う」と、設備や機能に関する意見も多く発表されました。
会場に張り出されたグループワークの結果。良いと思うところには青いふせん、気になるところにはピンクのふせんが貼られています。
ヨガやノルディック・ウォーキングを行う予定だった“さわやか広場”。あいにくの雨で中止になったものの、樹木に囲まれた気持ちのよい広場は、健康づくりの場として最適です。

住みたい街であり訪れたい街に――。そんな南町田の未来を地域の人々とともに創り上げるため、「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」の一環として、全5回の『鶴間公園の明日を考えるワークショップ』が開催されています。将来へと引き継いでいくもの、新しく生まれ変わるもの。毎回違うテーマに沿って公園の魅力を体感し、今後のあり方について意見を交わします。

第3回は、過去の意見を受けての基本計画案のデザインレビューの第1部と、“健康づくり”をテーマにゲスト講師とヨガやノルディック・ウォーキングを楽しみ、健康づくりの場としての公園活用を考える第2部による、2日間のワークショップです。しかし悪天候により、第2部は残念ながら中止に。第1部のデザインレビューのみが行われました。いよいよ基本計画案が発表されるとあって、これまでのワークショップ参加者に加え、南町田のまちづくりに関心を寄せる初参加者の姿も見られます。

「今回のデザインレビューは、富士登山で言えばまだ四合目」。鶴間公園のリノベーション・プロジェクトをとりまとめるFdランドスケープの福岡孝則さんは、そう例えながら第1回の「みどりのワークショップ」、第2回の「光のワークショップ」の内容と出された意見をおさらい。その後、公園の形状や構造、起伏をそのままに、できるだけ樹木を切らずに、より公園としての魅力を高めるための基本計画について発表していきます。福岡さんとともに公園の設計を手掛けるティーハウス建築設計事務所の槻橋修さんからは、「さわやか広場エリア」「ユリノキエリア」「スポーツエリア」「多目的広場エリア」「樹林エリア」「四季のエリア」の6エリアに分けて、イメージ画像を交えながらの細かな説明がありました。

例えば公園へのアクセスに重要となる「さわやか広場エリア」。商業エリアから公園をつなぐ“融合ゾーン”に遊歩道を設け、さらに斜面の形状を生かしたスロープ付きの段々テラスを造ることで、車椅子やベビーカーでもスムーズに公園に移動ができるようになります。「ユリノキエリア」の南側には“にぎわい広場”を新設。カフェを設けることで市民のにぎわいを感じる場所にしながらも、周囲の木立を残し、自然を楽しめる広場にします。「樹林エリア」は里山林を生かして西側に“森の遊び場”を設け、「ユリノキエリア」の“幼児広場”、「スポーツエリア」の“プレイグランド”と子どもの遊び場を充実させます。北側の「多目的広場エリア」には通勤路として、バリアフリーの園路が整備される予定です。

基本計画のデザインレビューの後には、参加者と町田市の職員、東急電鉄のスタッフがテーブルを囲み、計画案についてのグループワークです。あちこちで「全体の景観としては好感が持てる」「思ったよりも木が切られないで残っている」といった声が上がり、第1回、第2回のワークショップの意見をふまえての好感が持てる案になったと、参加者の皆さんは感じているようです。また、あるグループは、“にぎわい広場”にできる予定のカフェについて、「公園の中でコーヒーを飲めたら気持ちいい。ぜひ欲しいけどチェーン店?」と早くもどんなカフェができるのかが気になるようです。「森の遊び場はおもしろそう」「遊具はどんなものを置くの?」と、子どもたちの遊び場に対するイメージを膨らませるグループもありました。基本計画案が発表されたことで、公園の将来像が見えてきたと感じているようです。

意見はすべて模造紙にまとめられ、最後にグループごとに発表。トイレの位置や数の問題、駅へのアクセス、園路の安全性、夜のライトアップ方法など、出された意見は、今後、基本設計案をブラッシュアップする際の参考資料になります。「具体的な基本計画案が示されたことで、意見もずいぶん具体的なものになりました。どういったものが鶴間公園にふさわしいのかを見極めながら、今後の計画に反映していきたいと思います」と福岡さん。

グループワークを終えた初参加の男性に話を聞くと、「オープンに意見を言う機会があるのはいいこと。どうしても自分だけ目線になりがちですが、こういうことを積み重ねていくことが大事ですよね」という感想に加え、「設備や機能が盛りだくさんになるので、こういう使い方もできます、という使い方の提案も必要かも」という、公園活用に関する提案の必要性についての意見も返ってきました。

「住みやすい街とは、スポーツができたり、落ち着ける場所があったり、そんな生活が実現できる街。南町田には鶴間公園という舞台がすでにあり、その舞台をどう使うと良いのかを一緒になって考えてきましたが、公園をどうするのかは私たちが全部決めてしまうわけではありません。余白のような部分を残し、利用する皆さんの創造力にゆだねる部分があったほうが面白いはずです」と福岡さん。「駅前にこれだけの規模の公園と商業施設がある街というのは国内でも数少なく、ポテンシャルはとても大きい」と話に熱がこもっていました。

『鶴間公園の明日を考えるワークショップ』では、引き続き、より具体的に公園の活用方法について考えていきます。

更新:2016年10月27日 取材:2016年9月10日

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