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東急電鉄

まちなかパフォーマンスBAMBOOOM

2016年11月20日(日)開催 -イベントレポート-

秋色に染まるたまプラーザに現れた“竹の国BAMBOOOM”。手にした竹の楽器を打ち鳴らし、白色の服をまとい踊り出す――幻想的なパフォーマンスで、観客を魅了するのは「たまプラ一座まちなかパフォーマンスプロジェクト」です。パフォーマンスを通して「まちに住む人がつながり合えるように」と始まったプロジェクトは今回で4回目。その様子をお届けします。

イベント名 まちなかパフォーマンスBAMBOOOM
開催 2016年11月20日(日)
場所 美しが丘公園
最寄駅

パフォーマンスから広がる“育ちあい”の輪

パフォーマンスの途中に木漏れ日が差し込み、まるで太陽が子どもたちを後押ししてくれているようでした。衣装や小物は、みんなでアイデアを出し合って手持ちの服などを上手に活用したもの。
竹の軽やかな乾いた音と落ち葉の丘とがまじりあい、自然の中に設けられた舞台を効果的に見せていました。
観客に配られた竹の小板を打ち合わせると、自然のもの同士だからこその心地よい響きが手から伝わってきました。
みんなの歌声と自然の音がハーモニーとなり、やさしく会場を包みます。
演技終了後は、仲間でハイタッチ。まちの人同士がつながり、力を合わせ、つくり上げた達成感とともに、“育ちあい”を感じた瞬間でした。

黄・オレンジ・緑色のコントラストを成す木の陰から、竹の楽器を打ち鳴らし白い衣装を身にまとった人々が、「ラ・ラ・ラ・ラーラララ……」の7拍子のリズムでステップを踏みながらの登場です。2013年、「次世代郊外まちづくり住民創発プロジェクト」から誕生した活動は、今年もまたオリジナリティ豊かなパフォーマンスを繰り広げました。今回のテーマは、古来より身近な存在の「竹」です。参加者は地域の子どもから大人までの61名、ボランティアスタッフ24名が集まりました。

本格的な準備は9月末からスタート。自ら竹を切り、楽器を創作し、演奏するアーティスト集団「東京楽竹団」の監修の下、竹林に行って竹を切り出し、みんなで楽器を手作りしました。切り出した竹が乾燥して、割れたり短くなってしまったりしたこともありましたが、工夫して何度も作り直したそうです。「参加者が、問題解決のためにスキルを持ち寄ることで役割が生まれ、 非日常な体験を共有するなかで、人やまちとのつながりが深まっていくように感じる」と、プロジェクト代表の林月子さんは実感を込めて話します。

舞台は美しが丘公園内のなだらかな丘。紅葉した落葉がじゅうたんのようになり、幻想的な雰囲気を演出していました。参加者たちはふんわりとした素材の布や羽、竹アクセサリーなど民族衣装を思わせる個性的な装いに、顔には原始的なフェイスペイントをして、世界観を醸し出します。「平和な竹の国“BAMBOOOM”で、竹をめぐり大人たちの争いが始まる。しかし、私欲による争いを戒める長老の言葉に、子どもたちが武器となった竹を遊び道具に変える。すると、大人たちは争いをやめ、最後には信頼の輪でつながっていく」――そんなパフォーマンスのストーリーを、大小さまざまな竹を手に持ち、バチで打ったり、マラカスのように振ったりして音を出しながら、踊りや歌と共に見事に表現します。

観客にも竹の小板が2枚ずつ配られ、パーカッションが「トントントン」とたたくと、観客が小板を打ち合わせ「タンタンタン」と返す。「トントントン」「タンタンタン」……。一つ一つの小さな音はこだまし合い、最後に一体となると大きな音になり、ストーリーのクライマックスに見事に合いました。観客を演奏に引き込んでのパフォーマンスは、最後に「これからもこのまちの人たち同士がつながり合い、育ちあいが広がっていきますように!」と全員が声を合わせ、感動を共有して終わりました。

ステージのエンディングは、“たまプラーザソング!”を作詞作曲したRyoukeiさんのギターに合わせて全員で大合唱! 「たまプラーザ みんなの街 空高く 手を伸ばしてさぁ一緒に ハイタッチ 情熱が世代を超えて そだちあう 輝く豊かな街は たまプラーザ」と高らかに歌声が響き渡ります。

たまプラーザのまちの課題や将来を考え、「住んでいるあらゆる世代の人同士が、もっとつながれたらいいのに」と始まったこのプロジェクト。同じ目的に向かって力を合わせることで、「自分自身の心の育ち、人を思う育ち、街を感じる育ち」――“育ちあい”が回を重ねるごとに広がり、地域の強いつながりが見えてきました。増幅していった竹の響きは、まさにそれを象徴していたのかもしれません。

文:森田由紀(Loco共感編集部)

※「第4回まちなかパフォーマンスBAMBOOOM」は、「 とくらく(東急電鉄)× Peatix 『シビックプライド』キャンペーン」支援イベントとして、採択されました。

撮影:三浦孝明

更新:2016年12月13日 取材:2016年11月20日

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