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東急電鉄

商店街すごろくをつくろう

2016年11月27日(日)開催 ―イベントレポート―

子どもたちに、商店街という身近な場での体験を通して、いろんな仕事や大人に出会い、そこから学ぶことの楽しさを知ってもらいたいと願い企画されたイベント「商店街すごろくをつくろう」。石川台希望ヶ丘商店街の店を子どもたちが実際に巡って取材や買い物をし、店の魅力をすごろくで表現します。どんな体験と出会いがあったのでしょうか? 当日の様子をレポートします。

イベント名 商店街すごろくをつくろう
開催 2016年11月27日(日)
場所 石川台希望ヶ丘商店街
最寄駅

体験が育てる子どもの感性――商店街を学びの場に!

1軒目の茶舗での取材。最初は入るのも緊張していましたが、店主の石川さんが温かく出迎えてくれ、緊張もほぐれた様子。
楽しみにしていたランチタイム。一人一人がお気に入りのパンを購入したら、店の人がラスクをおまけにつけてくれました。
取材であったことを話しながら、アイデアを出し合ってマスを作ります。どんなことを書こうか、どんな絵にしようかと考えながら進めていきます。
できたマスを組み合わせると、すごろくが完成です。子どもたちは早速遊びに興じ、みんなでルールを共有しながら、熱気と歓声冷めやらぬひとときとなりました。
子どもたちの取材の成果! 内容はもちろん、色使いや絵、紙の角を丸く切るなどそれぞれが創意工夫して、思い思いのマスが出来上がりました。

どこか懐かしい雰囲気漂う石川台希望ヶ丘商店街は、池上線の石川台駅前から600メートルほど続く商店街。この商店街を舞台に開催されたイベントが「商店街すごろくをつくろう」です。この日集まったのは、地元や近隣の小学1~5年生の子どもたち、計22名。子どもたちは、バラバラの学年で構成された5つの班に分かれ、商店街にある約40軒を班ごとに取材します。昼食を挟んだ午後は、取材で聞いた話を元にすごろくを作ります。

取材の進め方についての説明が終わると、子どもたちは早速外へ飛び出しました。1班が最初に向かったのは老舗の茶舗「さつき濃」。店主の石川さんに「おすすめの商品は何ですか?」と聞くと、茶釜の湯でいれたお茶と、甘いお菓子が出されました。日本茶だけだと渋みを感じたようですが、お菓子と一緒に味わうことで甘みが合わさり、相乗効果でおいしさが生まれることを舌で感じることができたようです。「次は自分でいれてごらん」と勧められた2年生の男の子は、口を真一文字に結び真剣な表情で、ひしゃくから急須に湯を注ぎ、初めてのお茶いれを体験しました。また、急須を見るのも、湯のみでお茶を飲むのも初めてという子どももいて、新鮮な経験が20分ほどの取材の中にギュッと詰まっていたようです。
その他、飲食店や保険代理店、100円ショップ、日用雑貨店など、各班それぞれ違うジャンルの店を回り、近いけれど知らなかった店や人との出会いのなか、取材が進んでいきました。

昼食は、チームで取材先の商品を購入します。2千円の予算で何をどれだけ買うか、メンバーの食の好みをバランスよく取り入れられるかなど、話し合って買い物をしました。中には「買ったパンだけでは足りない」と再び商店街へ出た班も。カレー店でナンの焼き上がりを待つ間、ラッシーをサービスしてもらったり、お弁当屋さんでお金が足りないと言ったら、ちょっぴりおまけしてもらったり……商店街の人の優しさや人情に触れ、子どもたちは感激していた様子でした。

昼食後は、いよいよすごろく作り。すごろくは、1店につき1マスです。子どもたちは一人ずつ好きな色の紙を選び、自分が取材した店のマスを作っていきます。「こしがいたいので、マッサージしてもらう。2回やすみ」「おすすめチーズがし、20分で1つつくれる。でたすうじの2倍すすむ」「鳥岡商店のやきとりを落として3マスもどる」など、子どもの感性が生きたマスがそろいました。マスをぐるりとつなげれば、すごろくの完成! 班対抗で早速すごろく大会がスタートしました。サイコロの出た目で一喜一憂して大にぎわいです。全班ゴールしても「もう1回やりたーい!」と言う子が何人も出るほどで、盛り上がりはなかなか冷めませんでした。

今回のイベントを主催したのは、地域に根ざし、子どもから大人までみんなに学びの場を提供することを目的とする、「まなびのば」です。代表の村上好(よし)さんは、自分が子育てやPTA活動に携わる中で、「今の子どもはコミュニケーション能力が低いと言われるけれど、コミュニケーションを取る機会が少ないだけなのではないか」と感じていました。商店街を取材することで「店に入る“度胸”や人と話す“コミュニケーション力”、何をどう買うかという“判断力”を伸ばしてほしい」――そんな思いで、この企画を立てました。

子どもたちに感想を聞くと、「いろいろ考えてお昼ごはんを買ったことが楽しかった」「また取材した店に行ってみたい」などの声が返ってきました。自分たちで考えながら取材や買い物をし、大人とやりとりできた子どもたちは、ちょっぴり自信をのぞかせていました。子どもたちはしっかり村上さんの思いにアプローチし、そしていろんな店の人と接することで商店街が身近な存在になったようです。たくさんの体験と出会いを通して、子どもたちはまた一つ成長したに違いありません。

子どもたちが作ったすごろくは、地域のみんなが楽しめるように少しアレンジし、今後の商店街イベントでお披露目する予定です。

文:谷﨑彩子(Loco共感編集部)

※「商店街すごろくをつくろう」は、「とくらく(東急電鉄)× Peatix 『シビックプライド』キャンペーン」支援イベントとして、採択されました。

更新:2016年12月26日 取材:2016年11月27日

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