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2017青葉こども音楽まつり

2017年3月4日(土)開催 —イベントレポート—

「子どもに生の音楽に触れてほしい」――大きなホールで、子ども連れでも気兼ねなくコンサートを楽しめる「青葉こども音楽まつり」が今年も開催されました。今回初めて設けられた「招待日」の様子をレポートします。

イベント名 2017青葉こども音楽まつり
開催 2017年3月4日(土)
場所 横浜市 青葉公会堂
最寄駅

コンサートホールで子どもたちにも音楽を楽しんでもらいたい!

招待された「プチひまわり」の皆さんがパンフレットの配布などを手伝いました。
「子どもの自由な指揮に、緑吹メンバーが翻弄(ほんろう)される姿を楽しんでください」と、青葉こども音楽まつり実行委員長の倉﨑さんおすすめの場面。
「青葉こども音楽まつり」イメージキャラクター“エメラルドン”が、お姉さんと一緒にコンサートを盛り上げました。
第2部のリズム遊びでは、指揮者の今井雅之音楽監督の指導の下、観客がフラミンゴ・ライオン・シマウマ・フンコロガシになりきって体を動かしていました。

オープニング「歌劇『カルメン』第1幕への前奏曲」の力強いリズムで、子どもたちを一気に引き付けたのは、市民吹奏楽団「横浜緑吹奏楽団」。通称「緑吹(リョクスイ)」と呼ばれ、高校生から65歳まで約60人が所属する、35年続くアマチュアの吹奏楽団です。家族でコンサートマナーや楽器について学びながら音楽鑑賞ができるようにと、2012年に青葉区との協働事業として「青葉こども音楽まつり」をスタート。3年後には単独開催を果たしました。6回目となる今年は、初めての試みとして“招待日”を設け、青葉区社会福祉協議会を通じて、障がいのある子どもたちが所属する10団体を招待しました。

公演のプログラムは2部制。初めに「着席して静かに鑑賞する」「1曲終わるごとに拍手をする」といった、コンサートのマナーを学びました。続いて、十二支の動物をテーマとした曲「十二支メドレー」に乗せて、さまざまな楽器が紹介されます。子(ね)は「ミッキーマウス・マーチ」でフルート、丑(うし)は「ドナドナ」でオーボエ……と、楽器名だけでなく音からイメージする楽しさも教えてくれました。次は「シンコペイテッド・クロック」の曲に合わせ、客席から選ばれた子どもが、指揮と打楽器(ウッドブロック)の演奏を体験するコーナー。指揮をした幼稚園年長の女の子は、「指揮者やってみたかったの。大勢の前で緊張した」と、指揮者初体験の感想を話してくれました。

第2部の「おねえさんとあそぼう ~わくわく☆どきどき ドレミファどうぶつえん~」は、客席を巻き込みながら、音を通して遊ぶプログラム。まずは動物の鳴き声当てクイズです。演奏者が楽器で動物の鳴き声をまねて音を出し、子どもたちが何の動物かを当てます。ホルンの「プォー」という音が鳴ると、「ゾウ!」と会場のあちこちで声が上がり、楽器の出す意外な音に子どもたちの好奇心が高まります。次はリズム遊び。4つのエリアに分かれた客席の子どもたちが、サバンナに住む動物になったつもりで、演奏に合わせ歌いながら踊りました。最後には「もっと演奏を聴きたい」と、子どもたちが舞台に向かって長い大きな拍手を送り、アンコール! それに応えて「世界に一つだけの花」が演奏されると、みんな左右に大きく手を振りながら大合唱しました。子どもたちを楽しませる工夫がいっぱいの、1時間半のコンサートでした。

緑吹は3年前に、地域のダウン症児を持つ親の会「プチひまわり」から、「子どもたちに生の演奏を聴かせたい」と依頼され、これまでに地区センターの体育館での公演を2回行うなどの交流をしてきました。今回、団員たちの「今度はぜひホールで音楽を楽しんでほしい」という思いをきっかけに、招待日が設けられました。
団長の横山郁子さんは、「体育館では常に動ける状態での鑑賞でしたが、ホールの座席でも集中して聴いてくれた」と、招待した子どもたちの集中力に感心していました。来賓の大野敏美青葉区副区長からは、「毎年プログラムを考えて、コンサートを継続して行うのは大変なこと。地域の音楽活動を大いに盛り上げていただいています」と感謝のメッセージも。

「青葉こども音楽まつり」は、誰でもがコンサートホールでの演奏を楽しめる機会をつくってくれました。この日コンサートデビューした子どもたちは、これからもたくさんのすてきな音楽に親しんでいくことでしょう。

文:杉本雅美(Loco共感編集部)

更新:2017年4月5日 取材:2017年3月4日

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