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下町ボブスレー・チャリティー・ロゲイニング2018「新春干支巡りロゲイン in 大田区」

2018年1月13日(土)開催 —イベントレポート—

モノづくりの力を世界にアピールするため、大田区では100を超える町工場が冬季オリンピックでの採用を目指してボブスレーの製作に関わっています。「大田の工場の挑戦を、ロゲインで手助けしたい」――町工場の心意気に感じ入った後閑茂弘さんは、「オリエンテーリングクラブ『野川のカルガモ』」を主宰するベテランランナー。大会の収益を全額寄付する「新春干支巡りロゲイン in 大田区」を開催しました。

イベント名 新春干支巡りロゲイン in 大田区
開催 2018年1月13日(土)
場所 大田区全域(集合:大田区民ホール「アプリコ」)
最寄駅

まちの魅力再発見! 大田区新春チャリティー・ロゲイニング

得点を上げるには体力のみならず作戦がものをいいます。地図を見ながら真剣に話し合い。子どもたちも楽しみにしているグルメポイントは外せません。
「町工場が関わったボブスレーで、オリンピックのジャマイカチームが活躍してくれたら、こんなにうれしいことはありません」。主催の後閑さん自身も、メーカー勤務で長年モノづくりに携わってきたからこそ、応援する気持ちがひとしおです。
多くの参加者がシュークリームを食べて一息ついていた洋菓子店「VANNI」。「表通りを一本入った店にわざわざ来てくれるのはうれしい。この機会にぜひ自慢のスイーツを味わって」と店主。
「駒込銀座」の交差点で干支のポイントとなる「四神の青龍(辰)」を撮影する参加者。
「ボブスレーに使われる部品は、いかに軽量化するかが肝心」。見学者を前にケィディケィの佐藤さんの説明にも熱が入ります。

「ロゲイン(ロゲイニング)」とは、地図を手に時間内にチェックポイントを回り、得点を集めるオリエンテーリングのようなスポーツです。チェックポイントに設定された数字がそのまま得点となり、合計点の高いチームが優勝となります。もともと野山を駆け巡るスポーツですが、最近では町おこしや町巡りを目的に都市でも開催されるようになりました。今回は「フォトロゲイン」という形で、地図上に示されたチェックポイントで見本と同じような写真を撮影していきます。

「参加者には自分の足で回って、大田区のまちの良さや、いろんな顔に気付いてほしい」――今回のチェックポイントは、主催者の後閑さんが自身の足で大田区のありとあらゆる所を何度も回って決めました。新春らしく干支にゆかりのある神社やモノ、七福神、商店街にあるグルメスポット、ボブスレー製作に関わっている町工場など、63ものよりすぐりのポイントが顔をそろえます。グルメスポットと町工場は、競技の制限時間に関係なくゆっくり楽しめるというルールも設けられています。

競技は5時間と3時間のクラスがあり、どこをどのように回るかは参加者次第です。集合場所では、受け付けするまで秘密にされていたチェックポイントのリストと地図を囲んで、参加者が真剣かつ楽しげに作戦を立てていました。

文京区から来た女性は、ランニング仲間の友人に誘われて初めての参加です。七福神巡りと商店街のグルメポイントがお目当てだそう。
千葉市から2人の娘と参加している男性は、自身は機械ものが好きなので町工場の見学は外したくない。でも娘たちはたくさんのグルメポイントを回りたい……。二つのポイントをどう組み合わせるか思案顔です。
ロゲインに何度も参加している常連の男性ペアは、遠い所を中心に回る高得点狙いです。特に遠方の羽田や大田市場はポイントが高い上、普段は行かない所なので、ぜひ行ってみたいと意気込んでいました。

制限時間があるため、参加者はチェックポイントを探し当てると、さっと撮影し、どんどん次のポイントに向かっていきます。そんな中、計測の時計を止めて過ごすことのできる商店街のグルメスポットは、ちょっとした憩いの場となっていました。洋菓子店「VANNI(ヴァンニ)」では、参加者たちがオススメの“池上シュー”を次々に買い求めていきます。「今回はタイムより観光目的です。回りきれない所はチェックポイント一覧表を見ながらまた来たいと思っています」と、幸せそうな顔でシュークリームを頬張る人もいました。

ボブスレー製作に関わっているケィディケィ株式会社では、工場の担当者がそりのハンドルとプラスチックのランナーの見本を前に、ボブスレー支援の夢を熱心に語ります。訪れた参加者たちは普段聞けない話に聞き入っていました。見本を手に取った男性は、その大きさと軽さに目を丸くします。「蒲田は同僚とよく飲みに来る町でしたが、大田区にこのような仕事をしている町工場があることを初めて知りました。また、お寺も意外とあってびっくりしました。今回のイベントで大田区の町の印象が変わりましたね」。

ほかにも「地元に住んでいるけれど、こんな裏道があったとは知らなかった」「工場の人が熱かった。自分たちの仕事にすごく誇りを持っているのが分かった」など、今回のロゲインを通して、多くの参加者があらためて“大田区”のさまざまな表情に触れ、その魅力を再発見していました。この日をきっかけに、まちのニュースがちょっと気になるようになったり、応援したい気持ちが芽生えたり。イベントの後も、楽しさは続きます。

文:野嶋敦子(Loco共感編集部)

更新:2018年2月1日 取材:2018年1月13日

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