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あおば川ガール森ガールになろう!「寺家ふるさと村の尾根歩きと茶摘み体験」

2018年5月6日(日)開催 —イベントレポート—

横浜市青葉区で身近な自然をフィールドにイベントを企画する「かわもりあおば」と、農を通じた環境保全や子どもたちの健全育成のための活動を行う「農に学ぶ。(NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク)」。二つの団体の持ち味を生かし、五月晴れの空の下で茶摘み体験と自然散策を楽しむイベントが開催されました。

イベント名 寺家ふるさと村の尾根歩きと茶摘み体験
開催 2018年5月6日(日)
場所 青葉区寺家町(寺家ふるさと村)
最寄駅

森の散策と新茶で青葉区の自然を満喫

ウグイスとガビチョウが競い合うように鳴いている森の中で、茶摘みの豆知識をレクチャーする種田さん。
茶摘みは、「農に学ぶ。」でも特に人気のイベントになっているそう。森に囲まれた茶畑で、最初に茶葉の摘み取り方を教わります。
「あちち」と言いながらみんなで手もみ。「手もみは、昔の洗濯板で洗濯するイメージ。手もみしたお茶は、お湯を注げば茶葉が1枚の葉っぱに戻ります」と木村さん。茶葉のおいしさを最大限に引き出す手法です。
摘んだ葉をそのまま使った生茶と、出来たての手もみ茶を飲み比べ。「おいしいね」と子どもたちもおかわりしていました。
みんなで手もみしたお茶の葉は、大きさも形も不ぞろいなところが楽しい。「お茶の緑色がインスタ映えするでしょ」という木村さんの声に、「お茶のいい香りがする」と皆さんがスマホを手に集まってきました。

都心へのアクセスが良い青葉区ですが、そこには身近な自然もたくさん残っています。「寺家ふるさと村」は横浜市が土地の所有者の協力を得て、農業地と景観保全を目的に整備する「横浜ふるさと村」のひとつ。「ここが横浜?」と驚くような、見渡す限りの田園風景が目の前に現れます。

今回のイベントは、尾根歩きと、自分たちで手摘みした茶葉を“お茶”にするまでを体験するイベント。集合場所となった寺家ふるさと村ウェルカムセンター「四季の家」には、子どもからシニアまで幅広い年齢の方が集まりました。

「四季の家」をスタートし、田んぼ沿いの道を歩くとすぐに、周囲から、ウグイスの鳴き声に混じって「ピュウピュウピュウ」というさえずりが聞こえてきます。「あれはガビチョウという鳥の鳴き声です」と、ガイド役を務める「かわもりあおば」の種田さんが教えてくれました。「ペットとして輸入され、逃げたものが繁殖したもの。特定外来生物に指定されているんです」という説明に「きれいな声なのに、外来種なんですか」と参加者の皆さん。

自然の溜め池を利用した釣り堀「熊の池」の横を抜け、山に分け入ると、景色が一変し、杉や広葉樹が視界を埋め尽くす森の中。「自分たちが暮らしているすぐ近くに、こんなに森らしい森があるとは知らなかった」。尾根伝いを歩き、森を抜けると、寺家の“水がめ”ともいうべき「大池」に到着です。大池から、さらに寺家ふるさと村の奥の奥へ。紫色の花を咲かせるショウブの畑を眺めながら、「農に学ぶ。」が管理する「どんぐり農園」の茶畑へ向かいます。

「どんぐり農園」は、もともと耕作放棄地でした。理事長の木村広夫さんが地主さんの家に何度も足を運び、信頼関係を築いて開墾できることになった場所です。開墾しているうちに、昔ながらの谷戸田の風景が復活し、雑草に覆われた茶畑も出現したのだそうです。「農に学ぶ。」では、歌にも歌われる「夏も近づく八十八夜」(今年は5月2日でした)の時期に、毎年茶摘みイベントを行っています。

茶畑で待っていた木村さんが、摘み取り方を楽しくレクチャーします。「ぴょんと伸び始めたやわらかい新芽を摘み取ります。通常は一芽二葉ですが、今日は“一芽三葉”で摘み取ります。合言葉は“ひとめサンバ”!」。これから葉を広げようとしている新芽と、その下の3枚の葉を摘み取ります。

摘み取った茶葉は、蒸して葉の緑色を定着させたら、炭で熱した鉄板の上で手もみしながら水分を飛ばします。出来たての手もみ茶と、摘んだそのままの葉にお湯を注いだだけの生茶を、さっそく飲み比べ。手もみ茶のまろやかな味わいに対し、生茶はほろ苦くフレッシュな味です。

「自分たちでお茶摘みをして新茶を作るなんて、こんなぜいたくな時間はなかなか経験できないですよね」と、参加した人たちはイベントを満喫した様子。企画した「かわもりあおば」代表の柏木由美子さんは、「『かわもりあおば』では、自然の中を歩くだけではなく、今回のように地域の方々や活動団体にご協力いただき、自然を守り育てる活動を見聞きし体験できるイベントを開いています。青葉区には、川あり森あり田んぼあり、と豊かな自然がたくさんあります。でもそれを知らない方がたくさんいらっしゃるので、私たちの活動が興味を持つきっかけになれば」と話します。

身近な自然の豊かさを楽しむだけでなく、守り育てる活動をしている人たちがいることを知って、さらに深くその恵みを感じることができた一日となりました。

更新:2018年6月6日 取材:2018年5月6日

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