スマートフォン用ページへ
東急電鉄

あおば子育て編集会議

2018年8月6日(月)開催 —イベントレポート—

青葉区役所とNPO法人「森ノオト」が2017年から取り組んでいる子育て支援事業の一環として、「子育て支援ブック」の発行を目指し、青葉台・市が尾・たまプラーザの3カ所で開催された『あおば子育て編集会議』。青葉区に住むお母さんたちが集まって意見を出し合い、子育て当事者の目線でまちの課題を考えました。たまプラーザのWISE Living Labで行われた編集会議の模様をお伝えします。

イベント名 あおば子育て編集会議
開催 2018年8月6日(月)
場所 WISE Living Lab
最寄駅

子育て世代の気付きが、まちづくりにつながる

「会議」での発言には、日頃のママ友とのおしゃべりとはひと味違う熱が入ります。
お母さんたちが思う存分話し合いに集中できるように、区のスタッフとボランティアが保育を担当。
たっぷり出た意見の数々。“イマイチ”に挙げられた意見に対して、それを打開するサービスの情報が参加者から提供され、その場で解決できたケースもありました。
さまざまな年齢の子どもを持つお母さんたちの話し合いに「視点が変わった」「思いを共感できた」「いろいろな価値観があることを知った」などの感想が出ました。
NPO法人「森ノオト」理事長の北原まどかさん(右)と司会進行役の宇都宮南海子さん(左)。「子育ての実情と行政のミスマッチを埋めて橋渡しをしていくことが、私たちの関わる意義だと思います」と、決然と、しかし気負わず宇都宮さんは語ります。

「子育てをしているからこそ感じる、青葉区のまちの魅力と課題を語り合おう!」と、たまプラーザのWISE Living Labで『あおば子育て編集会議』が開かれました。主催するのはNPO法人「森ノオト」。エコをテーマに、地域に根差したさまざまな活動を行っており、2017年から青葉区役所に委託され、子育て中のお母さんとまちをつなぐ子育て支援事業に取り組んできました。今回の『あおば子育て編集会議』もその一環。青葉区に住む子育て当事者の声を集め、2019年4月に発行予定の子育て支援ブックに生かします。多くの意見を集めるため、編集会議は場所と日にちを変えて、同じ内容で3回開催されました。6月の青葉台、7月の市が尾に続き、3回目となるたまプラーザでの会議には、0歳から20代までの子どもを持つ幅広い年代のお母さんたちが集まりました。

まずは青葉区の基本情報説明からスタート。参加者が区の概要を共有したところで、ワークショップに入ります。青葉区について、“いいな”、“イマイチ”、“こうなってほしくない”、“こうなったらいいな”と、各自が思うことを4色の付箋に書き出し、発表していきます。「緑や公園が多い」「幼児教育や子育ての施設が充実している」など、穏やかに“いいな”の発表が進みます。

ところが、次の“イマイチ”になると雰囲気が一変! 活発に意見が出され、それに同意したり、驚いたりと、会議が大きく動き始めました。「キッズメニューがあるお店が多いのはありがたいけど、値段が高すぎる……」「駐輪場の幅が狭くてチャイルドシート付き自転車が止めにくい。あとこれくらいあれば」と、身振り手振りで熱弁を振るうお母さんたち。やがて意見を出し合うだけでなく「自分の具合が悪い時に幼稚園の送り迎えしなければならないのが、つらい」「それならこういうサービスがありますよ」と、お互いの持っている情報を交換し合うようになりました。

たっぷり“イマイチ”を話し合った後、“こうなってほしくない”“こうなったらいいな”と、未来へ向けたカテゴリーに移ります。言葉を変えながら最も多く出たのは「もっと多世代と交流がしたい」「お店ではなく、気兼ねなく集まれる屋根付きの場所がほしい」。こうした意見は前の2回の会議でも挙がっていて、多くの人が希望していることのようです。

「今回の一連の会議は、子育て世代がまちづくりに参加することも目的の一つです」と司会進行役の宇都宮南海子さんは言います。

現状の不満を“グチる”だけで終わらせず、今後への希望という形までもっていくと、“提言”として行政やまちに届けることができる。それを参加者に分かってもらうため、会議のやり方を何度も試行錯誤して、今回の形になったそうです。

「いわば“前向きな不満”ですね。子育て世代だからこその気付きが貴重なものであることを、お母さん自身に知ってほしいです」。

会議終了後、あるお母さんは「先輩お母さんたちが努力してつくってくれたものが多くある今、自分も文句を言うだけでなく動かなければ、と思いました」とりりしく語ってくれました。森ノオトではこれから、来春発行予定の子育て支援ブックの内容検討に入ります。みんなを奮起させた編集会議の内容がどのように反映されるのか、期待が高まります。

文:安渕聡美(Loco共感編集部)

更新:2018年9月6日 取材:2018年8月6日

コメント

  • 本コメントはFacebookソーシャルプラグインを使用しており、これによって生じた損害に対して当社は一切の責任を負いません。
  • コメントを投稿するにはFacebookにログインする必要があります。

おすすめの記事