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東急電鉄

東急沿線イベント体験レポート しながわの商店街 東急沿線いいもの巡り しながわ発見! つまみ食いウォーク2014  2014年11月8日(土) 荏原中延 / 中延 / 戸越公園 ほか

品川の商店街でおいしいものを“つまみ食い”しながら、街の魅力を発見するウォーキングイベント『つまみ食いウォーク』。2014年のイベントは、あいにくの天気の下で行われることとなりました。しかし、参加者と商店街の人たちの顔は曇り知らず! 食欲全開、笑顔満開のイベントの様子を、子育てをしながら地域で働く「Loco共感編集部」による、リレー形式のレポートでお届けします。

レポート1 延山小学校から旗の台、戸越銀座方面へ。

“巻之助”こと卵、サンマ、サーモンのオリジナル寿司が並ぶ「料亭 秀」。
雨が降ってきたら、カエルくんが店先でお出迎え。
「中島薬局」の“黒ニンニク”と笑顔で、元気アップ!

レトロとおしゃれ感の混在する街で、
優しさにホッと一息

「延山小学校」の校庭に次々と人が吸収されていきます。傘を小脇に抱えた男性や、小学生くらいの子連れファミリー、リュックでウォーキングスタイルのご婦人。日本人特有のお行儀の良さで長蛇の列を作り、皆その時を待っています。――11時。受け付けが始まり、行列がズンズンと前へ進み始めました。『つまみ食いウォーク』のスタートです。

品川エリアに住み始めて6年目。今年6回目のこのイベントに、お恥ずかしながら初めて参加します。夫と娘(1歳11カ月)と完全制覇を目指してレッツゴー。

早速校門を出て右手へ。黄色いウエアを着たスタッフが誘導してくれます。ズンズン南へ歩いていくと、やってきました『荏原町商店街』。「料亭 秀」さんの前で、いきなりご主人がオリジナルのお寿司“巻之助”を振る舞ってくださっています。
「普段は料亭なんだよ~。どれでも好きなの持っていって~」
遠慮なく一切れの卵のお寿司をちょうだいしました。卵好きの娘は大きな口でパクリ! あまりにおいしそうだったので、チケットをもう1枚出して、サンマのお寿司と交換。プロの味をつまみ食いなんて、ぜいたく~!

そのまま歩くと『旗の台四丁目商店街』へ。少しレトロなレストランや商店と、オシャレなカフェや雑貨屋さんが混在。ついついあちこち目移り……おっと、ありました、『つまみ食いウォーク』のポスター。そしてレジには行列ができています。かわいらしいスイーツショップかと思ったら、お米屋さん! 「沖田精米」さんでは、15年ほど前からお惣菜を販売しているそうです。お店の奥でせっせと手作りされたものが、センス良くカウンターへ。お昼どきは行列必至だとか。こちらでは“きびおはぎ”をチケットと交換。優しい看板おばあちゃまが、娘に一つおまけしてくれました。甘すぎないあんことお店の人の優しさにグッと癒されます。

旗の台駅を横切って、『旗の台東口通り商店会』へ。「中島薬局」さんの店頭には“黒ニンニク”が! これ、初めて見ました……気になる。――怖いもの見たさで挑戦。ふむ、健康になりそう! こんな体験できるのも、面白いですね。

「今日はだいぶ寒いな~」と思っていると、行列を発見。「満腹ラーメン 富田屋」さんの湯気の立ち上るお鍋が気になります。
「この時期寒くなるから、あったかいスープがいいでしょ。“酸辣スープ”はお店では裏メニューだけどね」
チャッチャと手際よくスープを配るご主人。いや~、そのお気持ちで、心がほっこり温まりましたよ!

「ギャラリーカメイ」の“銀ちゃんせんべい”もチケットで交換! 娘は人生初のおせんべい。
「ら~麺 家道」のあったか濃厚ラーメンで体が温まりました。
恒例、「魚慶」のお刺身バイキング。後で買って帰るぞ~。

家族それぞれの楽しみ方ができる、
ブラブラ食べ歩きの街

「銀ちゃん!」「カンカンカン!」とは……娘が好きなもの。戸越銀座のゆるキャラ“銀ちゃん”こと戸越銀次郎くんと、池上線・戸越銀座駅の踏切のことです。『つまみ食いウォーク』では『戸越銀座商店街』もコースに入っているので、娘は楽しみにしていました。そして、ついにお目当てのエリアに到着。大きな像や看板、お菓子……あちこちで“銀ちゃん”を発見しては、「銀ちゃん!」コールをする娘。夫と私はマップを見ながら、長~い『戸越銀座商店街』のターゲット店をチェック。――そんな矢先に人だかりが!
「ジュッ! パチパチパチ~シュワワ~」
のぞいてみると、粉をまとった鶏肉がドンドン油の中へ。「中津からあげ 渓」さんから漂うおいしい香りに人が引き寄せられています。一つ揚がるのに約5分。皆さんチケット片手に、ひたすら待っています。う~ん、待つのね……と渋りつつも右にならえ。直球勝負、おいしくないわけがない。もっと暑い日なら、迷わず「ビール!」ですね。

そうこうしていると、いよいよ本格的に雨が降ってきました。にもかかわらず夫のリクエストで、「ら~麺 家道」さんの“ミニラーメン”の行列に参加。
「こんなに割りばしを割ったことないですよ~」
店先のお姉さんは、立って食べる人のために、笑いながら次々と箸を二つに割ってくれます。こんなささやかな心配りが、雨で沈む気持ちを和ませてくれました。その横には、真剣な眼差しでラーメンを見る子どもたち。そうだよね、ラーメンがドンドンできていく様子、面白いよね。……そういえば戸越銀座は、食べ歩き商店街だけあり、調理する様が随所で見られます。子どもたちにとっては、それもまた面白いかもしれないですね。

さて、私のお目当て“マグロぶつ切り”は……。
「ごめんなさいね~、今日は1時間でなくなっちゃったの」
鮮魚店の「魚慶」さんにあるはずでしたが――出遅れたようです。すかさずお姉さんが「こんな風にカップに入れてたの」とスマホで写真を見せてくれました。“お刺身バイキング”が有名なこのお店。つまみ食いにもかなりのボリュームのものを出していた様子。まさしく、逃した魚の大きさにガックリ。これは――買って帰るしかないかな。帰り道にもう1回寄ろうと誓って店を出たのでした。

結局、当初の完全制覇の目標は雨で断念。しかし、娘は戦利品の“銀ちゃんせんべい”にご満悦。夫は大好きなラーメンや唐揚げで小腹を満たし、私はスイーツをあちこちで食べた上に、夕飯の買い物もできて大満足。家族みんなが楽しく過ごせ、いつでも気軽に来たくなる「品川の商店街って、いいなぁ~」な一日でした。

文:衣笠可奈子(Loco共感編集部)

レポート2 文庫の森から、戸越公園、中延方面へ。

「国府青果店」で“フルーツの詰め合わせ”をつまみ食い。
「やつどき」のショーケースに並べられたスイーツ。どれもおいしそう!

つまみ食いも人も“あったか”ウォーク

今にも降り出しそうな曇り空を吹き飛ばすような、期待に満ちた表情の人々が戸越公園駅近く、「文庫の森」に集まっています。『つまみ食いウォーク2014』の参加者たちです。2つあるスタート地点の1つがこの「文庫の森」。8枚つづりのチケットとマップ、参加者の証しであるシールなどが入っている袋を受け取り、約1,200人がここからスタート。私も3歳の娘と一緒に参加してきました。

まずは『宮前商店街』を通り、『戸越公園中央商店街』へ。ここまでの道中で、いくつもの参加店がありますが、どこでチケットを使うべきか……。最初に使うと、後で使いたくなったときになくなっちゃうのでは……。

そんな私たち親子が最初にチケットを使ったのが、『戸越公園駅前南口商店街』の「国府青果店」さん。笑顔のステキな店員さんが手渡してくれたのは、バナナやナシ、ミカンなどのカットフルーツの詰め合わせ。「こんなにもらっちゃっていいんですかっ!」と驚く私の横で、娘はさらにカットしたてのナシをいただいていました。娘に一口もらったナシは、甘くてみずみずしい! さすが、青果店さん。新鮮なフルーツのおいしさと、お店の方の笑顔の温かさに寒さも吹っ飛びます。

寒さと言えば……曇り空で気温も低いあいにくの天候だったため、あったか系のつまみ食いはどこも人気。今まで通った中でも「二幸精肉店」さんの“自家製手造りコロッケ”や「鹿児島茶 ごはんとおやつ 黒兎」さんの“だご汁”など、あったか料理には長蛇の列が……。食べたいっ……でも並ぶのはちびっ子連れにはちと厳しい……。

「まだまだあるさ」と次に出合ったのは、洋菓子店「やつどき」さん。とても温かな雰囲気のスイーツ店。イートインのスペースもあり、思わず寄ってしまおうかと思うくらい、居心地の良さそうなお店です。ここでは手作りの“きなことゴマのクッキー”をつまみ食い。優しい甘さにほっこり。「帰りのティータイムはぜひここで!」などと思いながらも、道はまだまだ続きます。

『戸越公園駅前南口商店街』のあちこちで、鎮座する“りゅうのしん”くんに遭遇。
名物おじさん“品川のさぶちゃん”のお店「勝男武士屋」では、チケットと“素干”を交換。
「御菓子司 越路」の黒糖どらやき“こくどら”。

ゆるキャラ!? 商店街を盛り上げる
マスコットキャラクターたち

『戸越公園駅前南口商店街』を歩いていて、気になることが……。『つまみ食いウォーク』参加店はもちろん、それ以外の商店や、いわゆるチェーン店のようなお店にも、30センチくらいの人形が飾ってあります。聞いてみると、商店街のマスコットキャラクターで、ピンクの服を着た女の子“べんてんや みなみちゃん”と、オレンジ色でコミカルな表情の“りゅうのしん”くんとのこと。この人形があるだけでなんだか商店街に一体感があるように感じました。

そういえば『戸越公園中央商店街』では、戸越5丁目町会の“とごっちょ”なるキャラクターに出会いました。“とごっちょ”は、品川区で204ある町会・自治会初のキャラクター。かわいらしいキャラクターの登場に、子どもたちは大喜びでした。この後もいろいろなマスコットキャラクターが、それぞれの形態で町に溶け込んでいて、商店街ごとに結束感があるのがとても印象的でした。

『戸越公園駅前南口商店街』の乾物屋「勝男武士屋」では、ゆるキャラたちに負けない名物おじさん“品川のさぶちゃん”に出会えました。ここでは“素干”をつまみ食い。ソフトな食感の小魚は、おやつにもおつまみにも良さそう。カップに大盛りで、「つまみ食いって量じゃないね」と盛り上がります。みんなでシェアして、おいしくいただきました。その後も某人気男性アイドルが来店したときの話など、“さぶちゃん”の軽快なトークが楽しくて、ついつい長居してしまいそうに。

「次は甘いものが食べたいわ」と向かいを見ると、「御菓子司 越路」さんの黒糖どらやき“こくどら”なるものが! こだわりは、黒糖を練り込んだ生地と手作り粒あん。もちろん、チケットを出してつまみ食い。だいぶ満たされた気持ちになりますが、おいしいものとステキなお店を求めて、まだまだ『つまみ食いウォーク』は続きます。

文:田中未津子(Loco共感編集部)

レポート3 中延から荏原中延方面へ。

アーケードが目を引く『なかのぶスキップロード』。
子ども連れに優しい、唐揚げ・焼鳥のお店「鳥ぷろ」。
「鳥ぷろ」の店先に置かれたツリー。お店の人の気遣いがこんなところに。

思わずスキップしたくなる! 
温かく迎えてくれる懐深い商店街

いよいよアーケード型の『中延商店街(なかのぶスキップロード)』へ突入です。
お店の人との会話を楽しみながらのんびり歩いていたので、つまみ食いをする人々の姿は減り、品切れのお店も出てきました。まだ少ししかつまみ食いしてないよ……と思いつつ、しっかり買い食いもしているので、案外おなかは落ち着いています。つまみ食いだけでなくお土産もついつい買いたくなるのは、このにぎやかな雰囲気のせいかしら?

せっかくなので、本能に任せてお店を物色していると、手羽からや唐揚げ、焼鳥を売る「鳥ぷろ」さんで足が止まりました。ほんと私ったら肉食……。「唐揚げを250個用意したんですけど、30分でなくなっちゃって」とご店主。唐揚げは、好きなおかずの代表選手ですものね。さすが大人気です。

名残惜しげにショーケースを眺めていると、軒先にクリスマスツリーを発見。その傍らに「すきなところに かざってね」の張り紙とともに、オーナメントが置かれているではありませんか! 「うちにも小さい子がいて、飾り付けが好きだからね。お子さんたちに喜んでもらおうと思って」とご店主。こういうお気遣い、子連れには本当にありがたいですよね。これなら子どもも飽きずに待っていてくれるし、私もお店の人と会話をしながら、ゆったりお買い物ができる。スーパーマーケットでの無機質な買い物ばかりだったので、お店の人とのやりとりが楽しくて仕方ない! ついつい、お財布のひもが緩んで唐揚げを購入。

商店街を盛り上げるのは、お店の人とお客さんとの共同作業。こうしてお店の方から消費者側に歩み寄ってくれると、こちらも懐に飛び込みたくなる。地元密着型商店街だけあって、心がほっこりする良い思い出ができました。

シュールな表情と雨がなんだかお似合い? 『昭和通り商店会』の“しょうちゃん”像。
ふわふわでうま味たっぷり。「蒲真商店」の“タンザク”。
「丸田商店」の“た~さん”が作るシュウマイは毎年大人気。

つまみそびれても大丈夫!

アーケード商店街を抜けると、雨がパラパラと降り出しました。次は、シュールなゆるキャラ“しょうちゃん”がいる『昭和通り商店会』だというのに、これじゃあリアルしょうちゃんは出動できないね……。やはり実物には会えませんでしたが、いろいろなポーズをした“しょうちゃん”の像が出迎えてくれました。

イベント終了時間が近づくにつれ、「品切れ」の文字が増えていきます。しかし、つまみ食いの品は終わってしまっていても、少量から売ってくださるお店も多く、まだまだ楽しめます! おでんの具がずらりと並ぶ「蒲真商店」さんの“タンザク”というさつま揚げを、1枚30円でいただきました。

再び歩いて行くと、ちょっとした人だかりを発見! 「むむっ、もしやつまみ食いスポット!」と駆け寄ると、毎年人気のシューマイ屋さん「丸田商店」さんでした。が、ここでもあいにく「品切れ」の文字が……。「1,000個用意したんだけどねー、ついさっき終わっちゃった」とご店主。1,000個とは太っ腹だなあ。「1つから売ってるよー」の言葉に、条件反射で財布に手が伸びちゃう。そして、シューマイが3つ串に刺さった、イチ押しの「シューマイ3兄弟」を購入。長男は3秒で口の中へ。ハァ~、あったかくておいしい。「来年はもっと早く来ます~」と手を振って商店街を後にしました。

ふと気づけば2時間歩き続けていましたが、疲れは感じません。一緒に参加した友人とあれこれ相談しながら立ち寄る店を選んだり、お店の人とお話しながら買い物をしたりするのは、やっぱり楽しい! しながわの商店街は初めてでしたが、こんなにもすんなり溶け込めたのも、受け入れる商店街の人々が両手を広げて待っていてくれたから。このどこか懐かしい感覚、たくさんの人に味わってほしいです。

文:篠宮悠子(Loco共感編集部)

つまみ食いウォーク2014 見どころマップ

つまみ食いウォーク2014の見どころをGoogleマップでご紹介。アイコンをクリックすると各スポットの写真を見ることができます。


更新:2014年12月11日 取材:2014年11月8日

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